Top >  ポルトガル >  ポルトガルでの生活ギアとメディア

ポルトガルでの生活ギアとメディア

ポルトガルの電圧は220Vで、プラグ形式も2穴で日本のプラグ形状とは異なり、日本で使っていた電化製品を持ち込む場合には、そのままでは使えず変圧用のコンバーターとプラグ変換アダプターを購入することになります。また、現地で販売している電化製品は、日本の製品と比較すると性能の点でも劣ることが多く、ドライヤーや身の回りで使う比較的軽いものは日本からヨーロッパ仕様のものを持ち込むのがいいようです。

賃貸した住まいに電話がない場合にはポルトガルの電話会社に申し込むことになりますが、ポルトガルでは電話の普及率はほぼ100%ですから、まずどこで賃貸しても電話がない確率はほぼ0%です。また、公衆電話は街中にあり、コイン式とテレフォンカード式があります。テレフォンカードは街角のタバコ屋や郵便局などで手軽に購入できます。

携帯電話は、ポルトガルでは普及率が99%とほぼ誰でも持っているような状況で、日本と同じように日常的な使われ方をしています。携帯電話には契約方式とプリベイトカードを購入する方式があり、学生などの使用ではプリベイト方式の普及率が高く、1年以上の長期海外ロングステイでない限りはプリベイト方式が手間もなく手軽に購入できます。携帯電話は街中にある携帯電話ショップで購入することができ、プリベイトカードも同時に購入することができます。

日本からノートパソコンを持ち込んで住まいからインターネットをするには、インターネット用のプリベイトカードを使ってダイアルアップでの接続が手軽にできます。ポルトガルでは、全世帯の約1割にブロードバンド環境が導入されており、電話回線を利用したADSLの契約も手軽にでき、月当たり25〜50ユーロ程度で利用できます。またケーブルテレビの回線を利用したブロードバンドもあり、ケーブルテレビへの加入を計画している場合には、テレビの視聴料とブロードバンド利用料を合わせた金額が電話回線のADSL利用料とほぼ同金額のため、こちらの方がリーズナブルです。

ポルトガルのテレビは、RTPの国営放送2局のほか全国ネットの民放が2つあるだけで、多くの家庭が衛星放送やケーブルテレビの契約をしています。ポルトガルで日本語放送を視聴するには、ヨーロッパ域をサービス対象にした日本語衛星放送会社のJSTVでNHKと民放を編成して提供しており、デジタルアンテナとデコーダーを購入するか最寄のケーブル放送局で申し込むことで視聴できます。また、JSTVの視聴を契約するとラジオ日本も聴くことが可能になります。

新聞は、ロンドンを経由して日本の朝日や読売、日本経済新聞などの衛星版が入手できます。その他、日本語情報誌としてポルトガル通信が発行されており、また、暮らし方や医療、レジャーなどについて在ポルトガル邦人がまとめたリスボン生活便利帳なども便利な読み物です。リスボンには日本語書籍を貸し出しているミニ図書館を個人で運営している人もいて、在ポルトガル日本人にはありがたい存在となっているようです。

ポルトガル

ポルトガルは、地中海気候で一年中温暖な国で、中世の街並みを残した趣のある街とのんびりした田舎の風景を持つ国です。日本との関係は古く、鉄砲伝来より様々な南蛮文化が日本に伝えられ、親近感の持てる国のひとつです。おおらかな気質を持つポルトガルの人々に魅かれ、当地に移住やロングステイする日本人も数多くいます。

関連エントリー