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台湾での食生活

中国料理の都、グルメの街として世界に名高い台湾では、土地本来の台湾料理に加え、四川、広東、北京、上海など中国の各地方料理がすべてそろい、その豊富なバリエーションは、街角にある小吃と呼ばれる屋台や大衆料理店などの安くて美味しいものから豪華な高級中国料理店まで、予算や都合に合わせて選択技は尽きないほどです。

小吃で食べる手軽な料理ですが、海外ロングステイの場合、台湾での食生活の基本は、実はこの小吃にあるのではないでしょうか。日本の鰹出汁に近い煮込み素麺や牛肉麺、豚肉と葱が餡の胡椒風味の中華風パン、醤油風味の豚肉煮込みのぶっ掛けご飯など、値段は格安、量も手頃、毎日食べても飽きない美味しい料理が数多くあり、人が集まる安くて美味しい店を探して自分の贔屓店にする、そうしたB級グルメこそ日常の食事として相応しいでしょう。

お茶の国でもある台湾独特の、茶藝館という中国茶を味わう喫茶店も街のあちこちにあり、スイカの種や落花生等を摘まみながらお喋りしたりのんびり過ごすのも台湾の習慣です。宋の時代に茶を風流に喫していた伝統から、茶藝館は凝った中国風の内装が多く、懐かしく落ち着いた風情を持っています。中には素食という精進料理や茶料理を供する茶藝館もあるようです。

海外ロングステイで長期に滞在すると、やはり時には和食が欲しくなりますが、ここ台湾には物凄い数の日本食レストランがあり、また日本食を台湾風にアレンジした日式料理というのもあって、日本食のバリエーションも相当豊かです。居酒屋タイプや焼肉屋、ラーメン店、トンカツ専門店に天麩羅料理店、丼モノなどもある定食屋、ランチセットのあるような和食処、高級な割烹レストラン、などのほか、素がき屋のように日本の飲食チェーン店も進出しており、台湾内でも多店舗のチェーンを展開しているようなところもあります。

西洋料理などの各国レストランも数多くありますが、中には洋食に中国風のテイストを融合させているようなところもあり、台湾ならではの洋食を楽しむこともできますます。ファストフードも、マクドナルドなどの国際的なチェーン店、モスバーガーなどの日系ファストフード、そしてローカル系の数多くの軽食やデザートのチェーン店があり、モスバーガーでは台湾にしかないようなメニューも充実しており、台湾はまさにグルメのテーマパークです。

日本食材については、日本からの輸入品はもとより、日本メーカーの現地生産品も多く、日系のデパートの食料品売り場や日系スーパーが品揃えも充実していますが、種類は多くありませんが、カルフールなどの外資系大型スーパーや現地のスーバー、コンビニなどでも入手可能です。

台湾

台湾は、温暖で情緒的な景色と豊かな自然を持つ国で、かつて日本の統治下にあり今なお日本に対する憧憬と親しみを持つ人々の多い国です。治安も良く都会の利便性もあり、また親日度も高いことから、他のアジア諸国と比較すると多少物価は高くなりますが、日本人海外ロングステイヤーには人気の高い滞在地です。

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