ロングステイ先の生活環境
我々日本人は便利な社会に生きていて、そのあまりの便利さに少々鈍感になっているところもあるようです。家では清潔な水、ガス、電気はいつでも好きなときにスイッチをひねるだけで簡単に手に入りますし、コンビニやスーパー、ファミリーレストランなどは24時間利用が可能です。インターネットは世界有数のスピードと普及率を誇り、ネットバンキングなども当たり前のことになってきています。また携帯電話も世界一のサービスを提供し、交通機関の定期代わりから様々な支払いの決済、さらにはテレビまでが見れてしまいます。
ところが、こういった日本人が当然のことのように享受しているサービスは、ロングステイの滞在地では望んでも得られないことが多いのです。ヨーロッパでは、コンビニそのものが少なく、あっても夕方には閉めてしまいますし、夜遅くまで開いているレストランを見つけるのが大変な国もあります。私達日本人は、熱いお湯をたっぷり使ったお風呂に入る週間を持っていますが、シャワーだけで済ませる習慣の地域では、熱いお風呂を望むのが難しいこともあります。電気も季節によってたびたび停電する国もあります。
日本人が享受している便利すぎる生活を望んでも、それが全てにおいて適うところはあまりないということを理解して、自分が滞在する予定の候補地のそうしたインフラの状況についてもよく調べておくことが必要です。