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ロングステイ先の物価と生活費

海外移住ロングステイを考えるとき、滞在地の物価を考えることは以前はあまり多くなかったようですが、最近ではやはり候補地選択のひとつのポイントとして気になることが多いようです。特に年金のみで生活費を賄う暮らしの場合には、できれば年金の範囲内で生活できる国を、と考えることが多いでしょう。

米国に本社を持つ、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング社の調査によると、2005年の世界でもっとも物価の高い都市が日本の東京、次の2位も日本の大阪ですから、それ以上に物価の高い国は世界にはありません。つまり、日本より全般的な物価の安い国で生活する場合、日本と同レベルの生活ならその費用は日本より安くなりますし、日本で生活するのと同等の費用を掛ければ、日本で生活するレベルよりも豊かな生活ができるということなのです。

2004年度の総務省家計調査によれば、世帯主60歳以上の生活費の月額平均は約25万円、同じく2004年度の生命保険文化センター「生活保障に関する調査」で現役世代も含めた対象者に、夫婦二人での「老後の最低日常生活費」の額を尋ねたところ、平均は24.2万円でした。ゆとりある老後のためにはと尋ねたところ、およそ38万円が必要ということでした。

日本でリタイア後の生活費を賄っていくには、公的な年金ではかなり厳しい現実となりますが、海外でのロングステイでは選択する国や地域によっては充分ゆとりのある生活レベルを維持することができるのです。自分のライフスタイル、その国での過ごし方をよく考えた上で、慎重に計画を立てるといいでしょう。

移住地選びのお役立ち情報

海外移住やロングステイを計画している国の気候やビザ制度、住まいとなる施設の費用や物価、生活費がどのくらい掛かるのか、食生活はどうなのか、日本食材や日本食レストランはあるのか、治安、医療、生活環境、交通事情など、日本とは異なることが多々ありますから、あらかじめ調べたり理解しておく必要があります。

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