カスカイスでの生活
カスカイス駅前のカスカイス・ビッラ・ショッピングセンターやエストリルとカスカイスの間にあるカスカイス・ショッピングセンターなど大型のショッピングセンターもあり、中には大手スーパーマーケットやファストフード、写真屋、クリーニング屋、雑貨屋、衣料関係のブティックなど各種専門店や映画館などが入っており、日常の大抵のことはショッピングセンター内で片付きます。スーパーマーケットも駅前に中華食材のあるジャンボ、生鮮食料品の質が高いO・SACOなどがあり、日本食材は和食陶器の「やすらぎ」の中にみさと屋という小さな日本食材店があり、量がまとまれば配達も可能です。また、週2日開かれる市では生鮮食料品が安くて新鮮なものが手に入ります。
カスカイスの街にはレストランも数多くあり、海辺のリゾート地らしくシーフードレストランは様々な業態で数多くあります。カスカイスはもともと漁師町で漁港があり、その日にあがった近海物の海産物がレストランの食卓に並びますから鮮度は飛び切り良く、値段もリスボンに比べてリーズナブルに味わうことができます。街の中心部にはおとぎの国のような可愛い家が並び、レストランも数多く立ち並ぶエリアです。大通りから路地に入っても小さなレストランが続き、テラスでのんびりタラ料理やポルトガル風スープステーキが味わえます。また、海外から多くの人が訪れることもあり、イタリアやドイツなどのヨーロッパ料理やアジアンエスニックのレストランなども揃っています。日本食はシントラ方面へ少し行ったところにあるホテルの中にみどりという日本食レストランがあり、週末には鉄板焼きや天麩羅、寿司が45ユーロで食べ放題でカスカイス在住の日本人ロングステイヤーも時々通っているようです。
カスカイスは海岸リゾートで、各ビーチではセイリングやサーフィンなどのマリンスポーツが楽しめますし、透明で綺麗な海のビーチで何をするでもなくゆったりした一日を過ごすのも、カスカイスらしい過ごし方です。また、カスカイス近郊にはゴルフ場が集中しており、海風に吹かれながら爽やかなゴルフを楽しむことができ、手軽なところだと60ユーロくらいから利用できます。
カスカイス市内や近郊には歴史的な名所も数多くあり、カストロ・ギマランエス伯博物館や海の博物館、少し足を伸ばすとユネスコの世界遺産に登録されたシントラがあり、歴史を感じさせる王宮や17世紀の要塞を探索することもできます。シントラの王宮や貴族の館ではクラシックのコンサートが開かれることもあり、またカスカイス市役所前でも気楽なコンサートが時々催されますから、音楽好きのロングステイヤーにも好適地となります。