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リスボンでの生活

リスボン市内には大型のショッピングセンターが数多くあり、メトロのミリタール駅にあるコロンボ・ショッピング・センターなどは巨大なスーパーマーケットや400以上の専門店、レストラン街などが入っており、中には日本食レストランの東京もあり寿司や刺身なども味わえます。メトロのマルケス・ド・ポンバル駅にあるアモレイラス・ショッピング・センターにはリスボンには珍しくラーメンのある中華レストランがあります。スーパーマーケットは、ピンゴドーセやチャンピョン、コンティネンテなどが大型ショッピングセンター内や各地区に点在しています。日本食材は扱っているところが少ないですが、メトロのマーティム・モニッツ駅にある陳氏超級市場という中華食材店では日本食材が手に入り、メトロのロッシオ駅近くにある同支店でも同様のものを扱っています。時間をかけるなら、スペインにある東京屋からの宅配サービスを利用することもできます。

リスボンのレストランでは、やはり魚介類、特にタラを使った料理が名物で、イワシの炭焼きや魚介類のリゾットなどのシーフードを使ったレストランが数多くあります。また、肉料理も目の前でもうもうと煙をあげながらチキンをローストするのが見えるレストラン、壷のような容器に入った煮込んだスープとパンが名物のレストランなど、ポルトガル料理が手軽に味わえるレストランが数多くあります。その他、旧宗主国だったこともありブラジル料理のレストランも街のあちこちに点在し、日本料理も彩や札幌など市内にはいくつかの日本食レストランがありますから、日本食が恋しいときにはメトロで気軽に立ち寄ることができます。

市内では、名物の路面電車の5路線と鉄製の優雅なサンタ・ジュスタのエレベーター、
ケーブルカーを乗り継いで、市内に点在する歴史的建築物や文化的な施設を巡ったり、テージョ川に浮かぶ観光船から市街地を眺めてみるのもリスボンでの海外ロングステイならではの楽しみです。また、ポルトガルの大航海時代の装飾様式であるマヌエル様式やアズレージョという建築の装飾スタイルなどの文化を訪ねながら市内を散策することもでき、マドレ・デ・デウス修道院の中にある国立アズレージョ美術館では、その歴史についても学ぶことができます。

リスボン市内や近郊では、決まった曜日に開かれる定期市の他に、夏の祭りに合わせて開かれる市、何かのテーマを主体にした市など、フェイラと呼ばれる市が街のあちこちで開催されています。新聞や街角の案内で情報を仕入れ、色んな市を巡り歩き骨董屋などを冷やかすのも楽しいものです。また、ポルトガルではゴルフはまだ一般的なスポーツとして普及するまでには至らず、一部のファンか外国人のスポーツというイメージがありますが、リスボン市の郊外にはいくつかのゴルフ場があり、およそ60〜80ユーロで楽しむことができます。

ポルトガル独特の陶磁器を訪ねる小旅行では、リスボンの古代美術館やアズレージョ美術館で歴史的なものを鑑賞し、アゼイタンやエストレモスの街を訪ね絵皿や土人形の製作工程を見学し、カルダス・ダ・ライニャの市立美術館などで編み上げたような独特の技法で作られた陶器を見学するなど、ボルトの町に至るまで各地を陶器中心に巡る旅が楽しめます。近郊にある世界遺産シントラ・ロカ岬やナザレ、オビドス、バターリャエヴォラ等へののんびりした小旅行も楽しいですし、思い切って空路で隣国に出かけるのもいいでしょう。数時間でパリやマドリッド、ミュンヘンなどを訪れることができますし、費用も国内旅行並みですから日本から行くのとは違い手軽に各国巡りも楽しめます。

ポルトガル

ポルトガルは、地中海気候で一年中温暖な国で、中世の街並みを残した趣のある街とのんびりした田舎の風景を持つ国です。日本との関係は古く、鉄砲伝来より様々な南蛮文化が日本に伝えられ、親近感の持てる国のひとつです。おおらかな気質を持つポルトガルの人々に魅かれ、当地に移住やロングステイする日本人も数多くいます。

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