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スペインの交通

日本からスペインへは直行便はなく、日本航空や全日空、ブリティッシュエアラインやエールフランス、ルフトハンザ、KLMオランダ航空など数多くの航空会社のヨーロッパ主要都市を経由する便または乗換便で向かうことになります。スペインでの到着空港はマドリッドかバルセロナで、日本からは経由地での時間を含めて約15〜18時間の所要時間になります。

国内での移動手段では空路が充実しており、マドリッドやバルセロナ、セビリヤ、マラガなどの国際空港には、イベリア航空やスパンエアー、エアーヨーロッパなどのスペインの航空会社の他に世界各国の航空会社が就航しています。国内各地の地方都市空港にはスペインの航空会社が多くの便を就航しており、大都市のマドリッドとバルセロナの間にはプエンテ・アエレオと呼ばれるシャトル便が毎時刻運行していて、予約の必要もなく空港に先着した順に搭乗することができます。

スペインでは鉄道網もとても充実しており、通称RENFEEと呼ばれるスペイン国鉄は首都のマドリッドを中心として放射線状に鉄道網が拡がっており、イベリア半島の全域を網羅しています。主な都市間を高速で結ぶAVEと呼ばれる高速鉄道のほか、特急のある長距離列車、国境を越える国際列車、各州や県内の移動に使われる中距離列車、そして大都市とその近郊を結ぶ近郊列車などがあります。

バスは、国境を超えてポルトガルやフランス、イタリア等、他国の大都市との間を結ぶユーロ・ラインなどの国際定期バスをはじめ、国内の都市間を結ぶアルサ、コンティネンタル・アウトなどのバス会社が数多くあり、長距離バス路線は全国各地を網羅しています。また、大都市と地方都市を結ぶ中距離バスの路線もきめ細かく充実しており、都市近郊に出かける際には鉄道よりもむしろ中距離バスのほうが便利な場合があります。

スペイン

スペインは、多彩な文化が入り混じった多民族国家ですが、日本との関係は古く、日常的に米を食べる習慣もあり馴染みやすく親しみの持てる国です。温暖な気候の地中海沿岸域では世界から多くの移住者が集まり、年金ビザの制度もあることから、日本人海外ロングステイヤーにとっても過ごしやすい国です。

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