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スペインの気候、歴史、物価

スペインは、ヨーロッパ大陸南西部に位置するイベリア半島のほぼ大部分を占めており周りをポルトガルやフランス、アンドラなどと接している国で、フラメンコや闘牛などでもよく知られた国です。スペインの気候は、内陸部のマドリッドを中心とした中央部は昼夜で気温の差が大きく夏は暑く冬は寒いという寒暖のはっきりした大陸性気候、北部のカンタブリア海沿岸は雨は多いが夏は涼しく冬は暖かいという海洋性気候、東部から南部の地中海沿岸域は温暖で雨が少なく乾燥していて過ごしやすい地中海性気候、と地域によって差がある国です。また、古くから様々な民族と文化が交錯してきた歴史を持つ国で、地域によって多彩な個性を持ちそれぞれ文化や言語なども異なる多民族多文化国家です。

日本との関係は、16世紀半ばにフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸して以来、キリスト教の伝来や交易など約450年にわたる交流の歴史があり、また日本の皇室とスペイン王室の関係も良好で、古くから友好関係のある日本とはとても関係の深い国です。スペイン国内の治安に関しては、日本人が巻き込まれる凶悪な犯罪などはなく治安のいい国ですが、大都市では観光客を狙ったスリや詐欺が多く、身の回り品には気をつけることが大切です。地下鉄の中でのスリや街の雑踏での引ったくり、警官や空港の職員を装って貴重品を持ち去るケースなども多く、手荷物には常に気を配っておくことや、パスポートなどの貴重品を人前で容易に出さない、などの心構えが必要です。

生活面では、スペインはヨーロッパ域内では比較的物価が安く、特に生鮮食料品は新鮮なものが安価で入手することができますし、日常的に米を食べる習慣もありますから、日本人にとってはかなり馴染みやすい国です。温暖な地中海沿岸域の南部から東部には海外移住に適した都市も数多くあり、ヨーロッパ各国から多くの人々が集まることからインフラ面も充実しています。また比較的取得しやすい年金ビザの制度もあることから、日本人が移住やロングステイで暮らす上でも過ごしやすい滞在地となります。

スペイン

スペインは、多彩な文化が入り混じった多民族国家ですが、日本との関係は古く、日常的に米を食べる習慣もあり馴染みやすく親しみの持てる国です。温暖な気候の地中海沿岸域では世界から多くの移住者が集まり、年金ビザの制度もあることから、日本人海外ロングステイヤーにとっても過ごしやすい国です。

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