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ニューカレドニアの気候、交通、治安

ニューカレドニアは、日本から南へ約7000km、ちょうどニュージーランドの上辺りに位置しオーストラリアとフィジーの中間あたりにあるオセアニア寄りの諸島群です。グランドテール島という縦の長さが400kmの細長い形をした本島の周りには、イル・デ・パン島やリフー島、マレ島、ウベア島など白砂のビーチに囲まれた美しい島々が点在しています。

本島の中心部を1000メートル級の山脈が走っていることから、島の東と西では気象条件が違い、東側では雨が多く西側では乾燥した地域が続きます。ニューカレドニアは亜熱帯気候に属し穏やかな四季があり、夏の暑い頃で平均気温が約27度、一番涼しい頃で21度と気温の変化は比較的少なく、1年を通して温暖で過ごしやすい気候です。

日本からニューカレドニアへはエアカラン(エア・カレドニア・インターナショナル航空)の直行便が成田から週5便、関西から週3便がヌメアまで運行しており、所要時間は約8時間半です。トントゥータ国際空港からヌメア市内までは約50km、移動手段はリムジンバスかタクシーで約50分です。本島内や離島などへの移動にはエア・カレドニアの国内線航空があり、ヌメアのマジェンタ国内線空港を中心として各地域へ数多くの便が運行しています。

また、離島には船で移動することも可能で、ヌメアとロイヤリティー諸島を結ぶ最新高速艇など多くの海上航路があります。本島内の交通には長距離バスもあり、ローカルの人々の重要な交通手段になっています。ヌメア市内の交通は、路線バスとタクシーが主な交通手段ですが、街を一周するプティ・トレインという小さな機関車が走っており、これに乗ると街のおおよその雰囲気を掴むことができます。

ニューカレドニアの治安は極めて良く、それだけに安心しきってしまうことのないように注意する必要があります。治安がよいとはいえ置引きなどの軽犯罪は発生しており、身の回り品に対する注意だけは怠ることのないように気をつけておく事が大切です。ニューカレドニアでは良質のニッケルが採れることから、戦前にはアジアから多くの鉱山労働者を受け入れ、その中には日本人の海外移住者もいました。

ニューカレドニアの総人口は約20万人で、メラネシア系が約44%、フランスなどヨーロッパ系が34%、タヒチ系その他が22%の人種構成となっており、かつての日本人移住者の子孫も僅かながら含まれており、日本人との関係も古くから続いています。そうした経緯からも対日感情は良好で、また地元の人々には明るくフレンドリーな人が多く、そんな地元に暮らす人々の人柄に魅かれて当地に移住やロングステイする日本人もいるようです。

ニューカレドニア

天国に近い島であまりにも有名なニューカレドニアですが、色鮮やかな花々やトルキッシュブルーの透き通った海、そうした手付かずの自然とプチ・パリと称される垢抜けた街並みが、海外移住・ロングステイの滞在地として大きな魅力となっています。ゆったりした時間に身を任せ、洗練された暮らしを過ごすシニアに適した滞在地です。

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