フィジーでの生活
フィジーでの滞在は、首都のスバ周辺か国際空港のあるナンディ周辺が、日常の買物などにも便利な地域でしょう。スバは各国からの駐在員などが住む地域で、日本人駐在員も多く暮らしています。一般的なホテルは数多くありますが、アパートやコンドミニアムはあまりなく一軒家が主な住まいのタイプとなり、月に1500〜2000フィージードルくらいが賃貸相場となります。
街中には政府の機関やスーパーマーケット、バスターミナル、航空会社、銀行などが集まるセントラル・スバと呼ばれるこじんまりした繁華街があり、大型のショッピングセンターも揃い買物には便利な滞在地です。
また、ナンディ市内にも日系のSOGOをはじめとした大型ショッピングセンターがいくつかありますし、新鮮な野菜や魚が並ぶ市場もあって便利な滞在地です。こちらの方では、市内にはスバと同様の住まいのタイプがありますが、郊外には大型のリゾートホテルやキッチン付きの長期滞在用ホテルもあります。
また、南部郊外にあるパシフィック・ハーバーというリゾート地にも大型のリゾートホテルが数多く立ち並び、別荘地では1千万円くらいでプール付きの一軒家を買うことができ、何組かの日本人が海外移住して暮らしています。短期滞在の場合には、思い切ってビチレブ島を出て離島にある豪華リゾートに滞在するのもひとつの方法です。
日本食材は、ナンディのSOGOやスバにある日本食材店で手に入りますし、日本食レストランも数は少ないですが、南太平洋にチェーン展開する大黒レストランのナンディ店やソフィテル・リゾートに浜町という鉄板焼き専門店があります。レストランは、バナナの葉などで包んだ魚や肉、主食のタロイモなどを石で蒸焼きにしたロボ料理と呼ばれるフィジー料理をはじめ、西洋料理や中華料理、インド料理などのレストランが数多くあり、生活するのに不便はないでしょう。
フィージーでは、滞在地によって様々な過ごし方がありますが、ゴルフ場もリゾート地を中心に10数箇所に点在しており、乗馬やテニス、トレッキングのコースなども充実しています。周りを素晴らしい珊瑚の海に囲まれていることからマリンスポーツに関するアクティビティは全て揃っています。スキューバダイビングに適したポイントも数多くあり、マリンスポーツ関係のスクールも充実していますから、海外ロングステイの機会に何か新しいことにチャレンジしてみることもできます。
フィージーでは、青く澄み切った海やリゾート地でのスポーツや洗練されたリゾートライフを満喫するだけでなく、フィジー人の伝統文化やその大らかな人柄に出会えることが海外ロングステイの大きな目的ともなりますが、滞在に適したアパートメントホテルやコンドミニアムなどがあまりなく、そうしたインフラ面では今後の充実に期待したいものです。