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サンディエゴでの滞在

サンディエゴは、ロサンゼルスの南約200kmのカリフォルニア州最南端に位置し、隣国のメキシコと国境を接する都市で、古くはスペインの植民地であったメキシコが作った街で、19世紀半ばにメキシコからアメリカに割譲され、カリフォルニア州の27群のひとつとしてその歴史は始まりました。現在は人口122万人を擁するカリフォルニア州で第2の都市となり、海に面するのんびりした雰囲気の港湾都市ですが、同時にアメリカ太平洋艦隊の基地としても有名で、また近年は情報通信関連の企業やバイオ、医療関係の企業が集結しており、ハイテク産業の街としても名を馳せてきました。過ごし易い気候と海や山、そして砂漠もある豊かな自然と都会としての街の機能、サンディエゴの人々の田舎っぽい穏やかな人柄、などが各国の人々を魅きつけ、海外移住や海外ロングステイの滞在地として注目されている都市でもあります。

日本からサンディエゴへは、ノースウェスト航空がロサンゼルス経由で就航していますが、いずれにしても一度ロサンゼルスに立ち寄ることになり、他の日本からロサンゼルスに就航している便から国内線に乗り換えるのとさほど差はありません。ロサンゼルスからサンディエゴへは、デルタ航空の関連会社であるスカイウエスト航空とアメリカン航空の関連会社のアメリカン・イーグル航空が主に就航しており、20人乗りくらいのプロペラ機で約60分の所要時間です。空港から市内中心部へは約5km、エアポートバスかタクシーで約15分です。

サンディエゴ滞在中に車を運転する場合には、ロサンゼルスでレンタカーを借りて、自分で運転していくことも充分可能で、ロサンゼルスからサンディエゴまでは約200km、2時半の距離です。レンタカーは、空港で手配することもできますし、ロサンゼルスにある日系のレンタカー会社に日本語で手配することもできます。もうひとつの方法として、ロサンゼルスのダウンタウンにあるユニオン駅から列車で行くこともできますが、およそ2時間に1本と本数は少なめで所要時間は約3時間です。

サンディエゴでは、MTS(メトロポリタン・トランジット・システム)が運営するトランジットバスとトロリー電車の2つの公共交通機関があり、バスは100を超える路線を持ち、市内の殆どの地区と郊外まで広くカバーしています。また、トロリーは2本の路線を持ち、メキシコ国境までカバーしていることから、メキシコへの観光にも手軽に利用することができます。街中を走るタクシーはそれほど数が多くなく、利用するにはタクシー会社に予約を入れるのが望ましいようです。

サンディエゴは、アメリカ全土から観光客が訪れる観光都市でもあり、ラ・ホーヤなどの海岸沿いにリゾートホテルが点在しており、1泊200ドルからと値段は張りますが高級リゾートらしい快適な滞在ができます。ダウンタウン周辺でも1泊200ドル以上のホテルが多く、リーズナブルで快適なホテルは北地区にあるミッション・バレーやミッション・ベイ エリアに多くあり、1泊100〜150ドル程度で利用できます。また、ダウンタウンに程近いところにある日本人経営のスタジオ819というホテルでは、ミニキッチン付きで長期滞在用レートを設けており、1泊だと55ドルから、週単位だと週400ドルから、月極めで750ドルから、とかなりリーズナブルに利用することができます。また、6ヶ月以上の滞在であれば、家具や電化製品が揃った程度のよいアパートが月700から1000ドル程度で借りることができます。

アメリカ合衆国

アメリカの大都市などでは治安の悪いところもありますが、カリフォルニアやハワイなど治安も良く自然の豊かな地域もあります。物価面では高めとなりますが、都市の充実した環境と自然を同時に楽しめる滞在地が多く、利便性を求める海外ロングステイヤーに人気の高い地域です。

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