クライストチャーチでの滞在
クライストチャーチは、南島にあるカンタベリー平野の中央に位置し、ニュージーランド第3の都市で、南島では一番活気のある最大の都市となりますが、人口は35万人と少なくどこかのんびりとした空気の流れる街です。ガーデンシティとも呼ばれるこの街は、緑豊かな公園や美しい庭園が数多くあり、エイボン川を中心に英国調の落ち着いた風情をたたえた大聖堂などの建造物が立ち並ぶ、イングランド以外で最もイングランドらしい雰囲気を持つ洗練された街ともいわれています。
市の中心部では、近代的な設計による巨大なアートギャラリーの建設や廃墟となったビルを新しくショッピングモールに建て替えたりと、街の活性化に取り組み、また無料シャトルバスの運営や新バスステーションの建設など、シティ中心部の交通網の整備なども進んでいます。近郊には、クライストチャーチの外港として発展したリトルトンやフランスからの入植者により繁栄したアカロア、黄色い小麦畑が広がるアシュバートンなどがあります。また、クライストンチャーチでは、薬品処理の必要がない水道水がとても美味しくいただけます。それは、サザンアルプスに降った雨がカンタベリー平野へと流れ、地下へ染み込む過程で小石や砂のフィルターにかけられることで、バクテリアや不純物などが除去された清潔な地下水となり、その地下水が水道の源になっているからです。
歴史的な街の佇まいや優しい地元の人々に魅かれ、この街には数多くのロングステイヤーが暮らしています。気候は穏やかで夏でも30度を超えることは滅多にありませんが、冬は0度近くまで気温が下がることもあり、少し寒さが厳しいこともあって、クライストチャーチが冬の間は日本に戻り日本が寒くなると暖かいクライストチャーチに戻ってくる、といったロングステイヤーも多いようです。