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台北での滞在

台北市は、台湾最北部の台北盆地に位置し、中華民国の直轄市の1つで人口約263万人の台湾最大の街です。1949年以来、中華民国の臨時首都としての機能を果たす都市で、19世紀に清朝が台北府を設置して以来、日本の統治時代を含めて今日に至るまで、ずっと台湾の政治、経済、教育、文化の中心地でもありました。その歴史は、18世紀前半、北の貿易港である淡水から淡水河を遡上する帆掛船や蒸気船が龍山寺の辺りで荷をおろし、交易地として栄え出したのが始まりといわれています。

総面積は約272平方キロメートル、北部には、台北一の夜市として有名な士林夜市や外国人在住者の多い山の手高級住宅地の天母があります。古くから栄えてきた台北西部の中心地には、総統府や中正公園、二二八公園など日本統治時代の建築や清朝時代の古跡が多く残り、華西夜市で有名な下町情緒溢れる華西街では、台北最古の寺院である龍山寺や青草市場、戦前からの古い町並みが残る番薯街など、どこか懐かしく雑多な雰囲気が色濃く感じられ往時の栄華の名残を見ることができます。

最近ではその西部もMRTが乗り入れたことにより、ターミナルステーションとして大きく変貌を遂げつつあり、地下にはシティモールとイージーモールの2つのショッピング街ができ、そのアクセスの良さで人気を集めています。駅前に建つ台北の新しいシンボルとなった新光摩天大樓は、地上51階建ての超高層ビルで、その展望台から見下ろす台北の街の大パノラマは圧巻です。

近年開発が進む東部では、大型デパートや洒落たブティック、レストラン、カフェなどが集まる台北随一の繁華街のある敦化路、土・日曜、祝日に玉市、花市が開催される建國南路などが東部の中心で、外資系の会社や銀行、ホテルが集まるビジネス街の敦化北路や南京東路、孫文を記念する国父記念館、アジア最大規模を誇る台北世界貿易センターのある近代的なビジネス街など、経済的、商業的地区として大きく発展し、台北の新しい副都心として変貌してきています。

都会の賑やかさが好きで適度に日本文化も享受したい、食に対する探究心の強いシニアなら、物価が多少他のアジア諸国と比べて割高でも、台北をロングステイのベースとして、思う存分楽しめる暮らしができるでしょう。

台湾

台湾は、温暖で情緒的な景色と豊かな自然を持つ国で、かつて日本の統治下にあり今なお日本に対する憧憬と親しみを持つ人々の多い国です。治安も良く都会の利便性もあり、また親日度も高いことから、他のアジア諸国と比較すると多少物価は高くなりますが、日本人海外ロングステイヤーには人気の高い滞在地です。

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