台湾での住まい-ホテル、マンションなど
台湾でのロングステイでは、集合住宅での滞在が基本で、公寓といわれるアパート、もしくはマンションタイプを選択するのが一般的です。台湾では、日系の不動産会社も数社あり、現地の不動産会社でも、日本人に対しては親切に相談に乗ってくれ、一緒に見て回ってくれるところが多くあります。不動産以外で探すとなると、街中の自治会の掲示板に張り出されている貸し部屋物件を見て直接問い合わせることもできます。
外国から来た語学留学生の多い大学周辺では、雅房と言われるルームシェアや套房と言われるワンルームタイプの部屋の貸出掲示が学校の掲示板などにあり、そうしたところでは比較的リーズナブルな部屋を探すことができます。物件を直接見ることなく、不動産会社の写真などでいきなり決めてしまうようなことはせず、1泊1000元前後の中級ホテルに滞在して、よさそうな物件を見てまわるのが、台湾での海外ロングステイの第一歩です。
一般的には、アパートのバス・トイレ付きワンルーム、もしくは1DK〜3DKのマンションタイプを探すことになりますが、それぞれ家具付きやまったく何もないものなど条件に違いがありますので、実際に見たうえで判断することが大切です。いずれのタイプも契約時に、押金といって敷金に当たるお金を家賃の2ヶ月分支払います。日本で言う礼金制度はなく、押金は契約終了時には問題がなければそのまま戻ってきます。
都市部にある分譲高級コンドミニアムも、不動産会社では賃貸物件として扱っており、家具や電化製品が揃ったコンドミニアムの場合には、1LDKで月3万元以上はかかります。比較的余裕がある場合には、長期滞在用の設備の揃ったホテルを利用することもできます。その場合には、月に3万元くらいはみておいたほうがいいでしょう。
また、台南や台中、高雄などの地方都市では、台北よりも2〜3割は安く借りることができるようで、最近では台北ばかりではなく、こうした地方都市に、海外ロングステイの拠点を持つシニアも増えつつあるようです。