台湾での電話、インターネット、電化製品
台湾の電圧は110Vで周波数は60HZ、プラグ形状も日本と同じですから、日本の電化製品はそのままで使える場合が多いようですが、ノートパソコンなどの精密機器には変圧用のコンバーターを使うほうがいいでしょう。ただしAC定格入力が「100〜115V」などのように許容範囲が示されてない場合や、東日本地域の50HZの製品でタイマーなど電源周波数に依存しているような製品は正常に作動しないことがあるようです。
台湾では、電話好きな人が多く電話が非常に発達しており、一般的なアパートやマンションではほぼ備え付けられており、国際電話も掛けられます。また、公衆電話も日本と同様に街のいたるところにあり、コイン式、テレフォンカード式、ICカード式の3種類があり、カード類はカード販売機で購入できます。日本と違うのは、コイン式の場合、度数が残っていてもお釣りが戻って来ず、そのかわり度数がなくなるまで続けて使えるというところです。
携帯電話は、日本と同様かそれ以上に普及しており、普及率は100%をはるかに超えており、一人で複数持っている人も良く見かけます。台湾の通信方式は他のアジア諸国や欧米と共通で、ICチップを電話機本体に差し込んで使うGSM方式で、電話機を代えても電話番号はそのまま使えます。携帯電話会社の競合が激化しており、契約タイプもかなり安く使えるようですが、居留ビザ以上の長期滞在ビザがないと購入できませんので、移住やロングステイの場合にはプリベイトタイプを使うのが無難でしょう。携帯電話機本体は、デパートやショッピングセンター、街中のモバイルショップで手軽に購入でき、シンプルな機能のもので2000元くらいからあります。プリベイトカードは、モバイルショップなどの他、街のコンビにでも購入できるようです。
持参のパソコンでインターネットを始める場合には、現地のプロバイダーで時間制のプリベイトカードを発行しており、カードは街中のコンビニなどでたやすく購入できます。また、台湾ではADSLのブロードバンドも普及しており、マンションの大家さんの了解があれば、パスポートだけで契約することができます。ADSLを契約すれば、モデムの据付からパソコンのセッティングまで、プロバイダーの業者がすべてやってくれます。プロバイダーは、日系のソネット台湾では日本語のサポートサービスを実施しており、シニアの海外ロングステイヤーには心強い限りです。また、パソコン王国の台湾では、パソコンを購入するとインターネットのセッティングをサービスしてくれるところが多いようです。