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ロングステイ先の医療−病院の体制

各国で病院の医療制度は異なりますから、風邪や持病などの一般的な治療の場合、まずどこへ行けばいいのか、ということも調べておかなければなりません。まず最初は最寄の開業医へ行き、そこでの判断によって総合病院や専門病院を紹介される制度の国もあり、総合病院へいきなり行くこともできる制度の国もあります。薬は病院でもらえるのか、それとも処方箋をもらって薬局で受け取るのか、といったような違いも国によって様々で、事前にその国での病院事情もよく調べておくことが必要です。

また、緊急を要する発病や事故などの場合、どこに連絡すればいいのか、救急車システムなどの体制が公共的なものか各病院の専属なのか、救急医療体制はどの病院がしっかりしているのか、などについても滞在国へ行く前に充分調べた上で、現地に到着したらその実情をしっかり確認し、かかりつけの病院や緊急時の病院などについて決めておくことが大切です。

一般的にどこの国においても、国立や公立などの病院よりも私立病院のほうが設備や人材も充実している傾向があり、外国人を受け入れる体制も整っているようです。国公立の病院では、患者も多く常に混雑しており待たされることも多いですが、私立病院の場合には待つこともなくすぐに診察や治療が可能です。ただし、そうした私立病院の場合には、治療費も日本と比べて相当高く救急車による搬送なども有料となり、患者の支払能力が確認できないと治療ができなかったり後回しになることもありますので、海外旅行保険は必ず入っておくことが大切で、クレジットカード、現金なども用意しておくほうがいいでしょう。

長期に滞在する場合には、日本の健康保険制度のようなシステムを持つ国は殆どなく、現地の民間医療保険に加入することは可能ですが、年齢など制限も多く国により違いもありますので、滞在候補となる国の民間医療保険について調べておくことが必要です。

移住地選びのお役立ち情報

海外移住やロングステイを計画している国の気候やビザ制度、住まいとなる施設の費用や物価、生活費がどのくらい掛かるのか、食生活はどうなのか、日本食材や日本食レストランはあるのか、治安、医療、生活環境、交通事情など、日本とは異なることが多々ありますから、あらかじめ調べたり理解しておく必要があります。

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