ロングステイ先の物価と住居
海外移住やロングステイをする上で、滞在費用に占める割合の大きいのが住居費で、その費用の大きさにより滞在費の他の項目の割合も大きく変わってくるといっても過言ではありません。もちろん安い物件を借りれば、滞在費に占める割合を低く抑えることができますが、安さも程度の問題で、あまり低価格な物件ではそのセキュリティや快適さに問題が出てくることになります。
海外では地域によって所得層が変わることもあり、低価格物件のある地域では防犯性に問題が生ずる場合もあります。したがって住まいを選択する際には、そうした費用による環境の違いをよく考慮していく必要があります。また、国によって全般的な物価レベルはもちろんですが、住居費にも大きな違いがあります。例えばホノルルなどで2LDKクラスのコンドミニアムを1ヶ月借りると2000ドルくらいは掛かりますが、タイのバンコクやマレーシアのペナンなどでは、月6万円から借りられる同クラスのサービスアパートもあります。
比較的費用を抑えてかつ豊かに暮らそうと思えば生活できるところと、ある程度以上の余裕を見た費用が必要となる国があり、自分の経済状態を考えた上で、その物価も滞在地を決めるひとつの大きなポイントとなります。住居費は年間契約ならかなり安くなりますが、1ヶ月単位では割高になるケースが殆どで、滞在期間により随分違いがあります。滞在期間や利便性、経済性などを考慮して、ホテルやサービスアパート、コンドミニアム、ホームステイなど多様な住居スタイルから選択するといいでしょう。