ロングステイ先の食生活−現地スタイルの食事
日本では、どこへ買物に行っても新鮮な食材や生鮮食品を手にいれることができ、インスタントやレトルトの食品なども豊富にあります。レストランや飲食店も衛生状態がよく行き届いたサービスで食事を楽しむことができ、季節の旬の味や世界各国の料理など、とても豊かな食生活を満喫することができます。「食べる」ということは、人生の大きな割合を占める楽しみですが、食文化は国によって大きく異なります。
欧米では、その合理性から、インスタントやレトルトなどの食品を電子レンジなどで調理して手軽に済ませることが、ひとつの食スタイルになりつつあるようです。外食文化の盛んなアジアなど3食を外食で済ませる人々の多い国などでは、必然的に経済的な大衆レストランや屋台の文化が発達し、街のあちこちに様々な料理を扱う大衆レストランや屋台を見かけることができます。
そうした国では台所のない家も多く、家族や仲間での普段の食事は大衆店か屋台で揃って摂ることが、その食事スタイルの中心となっているようです。そうしたところでは現地ならではの食事を楽しむことができますが、場所によってはレストランや屋台などが衛生的に問題のあることもあり、食中毒やA型肝炎などの病気に罹患することもあります。
日本で清潔な食環境にある日本人にはその免疫が少なく、体調の良くないときなどには危うい状況になりがちです。現地の人も、不衛生そうに見える店や客のあまりいない店などは敬遠しますし、大衆レストランや屋台であっても新鮮な食材を使って美味しい料理を提供しているところはいつも賑わっています。そういった状況をよく観察しながら現地での食事にチャレンジして、殆ど言葉の通じないコミュニケーションを楽しむのもいいでしょう。
また最近では、ショッピングセンターの中にフードコートを設けているところが多くあり、フードコートでは、屋台などであるような料理やインターナショナルな料理、日本料理っぽいものが、清潔な環境で比較的リーズナブルに楽しむことができます。