時差と移動時間
南半球のように移動時間はかなり掛かるが時差は殆どない地域、ヨーロッパや北米大陸のように移動時間が掛かり時差もある地域、アジアのように移動時間もあまり掛からず時差も殆どない地域など、行く場所によって移動時間や時差は様々です。
大きな時差がある地域に行く場合、時差ボケが解消されるのには、若年層に比較するとシニア層の場合にはやや時間が掛かり、おおよそ10日ほどの日数を要します。時差ボケは、急激な時間の変化に体のリズムが順応しきれないために起こり、寝付きが悪い、夜中に目が覚める、昼間の眠気が強いといった睡眠障害をはじめ、頭痛、疲労感、食欲不振などの症状があります。
その予防には、
@出発数日前から睡眠時間をずらす
A現地到着時刻が夕方または夜になる飛行便を選ぶ
B機内では、旅行先の時刻に合わせる
C到着後は現地の時間に合わせて行動
D翌朝はなるべく早く起き、太陽の光を浴びる
などがありますが、時差ボケとなった場合には、体内時計をいかに素早く現地の太陽の運行に合わせるか、そのためには到着して最初の午前から午後にかけての比較的強い太陽の光を浴びるのがもっとも有効だと考えられています。到着日の翌朝には早めに起きるように心掛けて朝日を浴びましょう。休息と活動のリズムを切り替えるために軽く散歩するのもおすすめです。短期のロングステイでは、時差ボケでボーっとしていては台無しになります。限られた滞在を快適に眠り元気に楽しく過ごしていきたいものです。
また、移動時間については、アジア地域のように4〜7時間くらいで着いてしまうところから、ヨーロッパのように10時間以上を飛行機の機内で費やすところもあります。長時間の移動を好まなかったり健康面で不安のある場合には、日本から比較的短い距離の地域を選択する必要があります。