« 2006年05月10日 | Top2006年05月12日 »

最新記事【2006年05月11日】

海外移住ロングステイを計画しているシニア世代は、長い間、企業や社会、家族のために頑張ってきた人々です。そうした人々が、リタイア後には今度は自分の身の回り以外のところで何か役に立つことがないか、と行動を始めるひとつにロングステイでのボランティア活動があり、滞在先での目的にボランティアを志す人が増えてきました。

主な活動としては、やはり日本語を教える関係の仕事のサポートの需要が多く、アジアやオセアニアなど日本と経済関係の繋がりが強く貿易の盛んな国では、日本語教育も盛んになり、大学や語学学校などの現場では日本語ネイティブのサポートを必要としているからです。

また、ボランティアに対する意識が非常に高い国では、性別や年齢を問わず、たくさんの人が様々な形でボランティア活動に参加しています。主な受入先としては、学校などの教育関連施設、病院、福祉関連施設、環境保護活動などで、その他書道や茶道、生け花など日本の文化を紹介するものもあるようです。

ボランティアの探し方は様々ですが、地域の学校やコミュニティセンターを直接訪ねても、需要があれば相談に乗ってくれますし、日本人を対象とした日本語情報誌などにも掲載されています。インターネット上で、海外で活躍するボランティア団体やNGOを探すこともできますし、世界の様々な国で多くの日本人が活躍していることがわかります。まずはよく調べた上で、実際に飛び込んでいくことです。

また、青年海外協力隊でよく知られるJICAでは、シニアを対象にシニア海外ボランティアを募集しています。これまでの経験に裏づけされた知識や技術を開発途上国で生かして貢献するというボランティアで、そのため選考試験が実施されますが、その説明会には毎回相当数のシニアが詰め掛けているようです。給料は当然ありませんが、滞在地での住居や生活費、渡航費などは支給されます。

自分にできることをできる範囲内でやるのがボランティア活動です。無理をせず、現地のボランティア仲間とのコミュニケーションを楽しみながらやっていきましょう。海外ならではの技術サポートや活動等を実際に体験することで、日本では決して味わえない貴重な交流と人間関係の広がりを経験することでしょう。

ロングステイの滞在地で何かを勉強したいという目的の一番はやはり語学で、国に関わらず英語を学ぶというのがそのトップになっているようです。英語の場合、英語圏はもちろんですが、英語圏以外の国でも語学学校や大学でのプログラムが組まれていて、ロングステイヤーももちろん参加できます。

同じ語学でも、滞在地の言葉を覚えたい場合には、ロングステイヤーの滞在する都市なら必ず現地語の語学学校がありますし、そうしたところで様々な国の人々と机を並べて現地の言葉を勉強すれば、新たな交流も生まれて来るでしょう。英語でも現地の言葉でも、語学学校の費用は日本と比べるとどこの国でもかなり安く設定されているのも魅力です。また、日本で学ぶ場合とは違い、学校で学んだことがその後すぐに街で実践できるのですから、上達は目に見えて違うでしょう。

学校で習うだけでは物足りない人には一定の期間、現地の家庭にホームステイという方法もあり、学校や街中だけでなく、家に居るときにもホームステイ先の家族との交流で現地の言葉漬けになり、言葉だけではなくその国の文化や習慣などもより深く理解することができるでしょう。

移住やロングステイで滞在する国独特の伝統工芸や踊り、絵画などといった文化・芸術の趣味の分野から、生活で役に立つ実用的な料理教室など、ロングステイ滞在地では、そうした習い事のできるところは無数にあります。

滞在国固有の、例えばハワイでフラダンス、スペインのフラメンコ、バリの古典舞踊など現地だからこそ手軽に習える舞踊、タイのフルーツカービング、マレーのバティック(染色工芸)などの手工芸、現地独特の楽器、各地の郷土料理やお菓子の教室や伝統芸能、変わったところではタイマッサージの技術を習得するスクールなどもあります。また、一般的な絵画教室やピアノ、コーラスなどの音楽、アロマテラピーやフォークアートを習ったりすることもできます。

オセアニアや欧米にロングステイして何かを学んだり習ったりしたい場合には、殆どの国でコミュニティセンターやコミュニティカレッジなど地域の人々を対象にした教育施設があり、そこでは外国人のロングステイヤーも参加することができます。費用は地域の人々よりは割高になるところもありますが、日本での費用と比較するとずっとリーズナブルな価格で受講できるようです。

特に長期のロングステイの場合には、自分のできる趣味や興味のある新しいことで習い事に参加してみると、滞在地に共通の趣味を持った友人を作ることもでき、よりロングステイ生活に潤いと充実感を持つことができるでしょう。

移住やロングステイで滞在する国々の人々は、日本人よりもフレンドリーな人が多いようで、道ですれ違っただけでも微笑を投げかけてきたり気軽に挨拶してくる人が多いようです。

海外移住や海外ロングステイの対象となる国々には、アメリカやカナダ、オセアニアなど移民で成り立ってきた国が多く、それ以外の国も世界中から観光客を受け入れている国が多く、外国人を見慣れていたりして外国人に対するバリアを張ることがあまりないことと、車や電気製品に電子機器、アニメなどといった日本のカルチャーが世界中に融け込んでおり、日本や日本人に対する興味があるということもあります。

現地の人と交流するのに決まった方法というのはありません。散歩道で出会った人と気軽に挨拶を交わしたり、入ったカフェで隣り合った人と言葉を交わしたりしたことからお付き合いが始まったり、近所や身近なところで出会ったり知り合うことが多いようです。習い事や趣味の世界、ボランティア活動などではいつも共通の関心ごとで見知りしていることからも、滞在地の友人ができやすいようです。

そうしたロングステイだから知り合える滞在地の人達との交流では、互いの家を行き来して、日本料理を振舞ったり現地の料理を伝授してもらったり、ときには郊外まで共に出かけてバーベキューをしたりなど、金銭を抜きにした人との触れ合いが一生の思い出となります。

また、同じ滞在地に暮らす日本人と知り合いになることもあるでしょう。時には同じ母国語同士、思い切り話し合うことも楽しいものですが、言葉が互いに通じる分、トラブルが起きることも往々にしてあるようです。日本でのこれまで属していた社会とは関係なく、まったくバックグラウンドの違う者同士が同じロングステイ滞在地に暮らしているのですから、ロングステイ仲間ということで楽しい付き合いを心がけたいものです。

海外移住ロングステイで滞在する住まいをベース基地にして、その国内や周辺国をのんびり旅してみるというのもロングステイならではの楽しみです。日本からのツアーなどの短期旅行では、時間をかけられないところやまず訪れることのない土地なども、ロングステイではゆっくり時間をかけて巡ることができるのです。遺跡や旧跡、美術館や博物館など自分が興味を持って何度も訪れたいところにじっくり時間をかけて行く事もできます。各国では鉄道などの交通機関の割引パスを扱っているところも多くあり、事前によく調べて計画しておくといいでしょう。

滞在国の持つ遺産や秘境、観光スポットへの旅には、現地初のツアーもあり、ところによっては日本語のガイドつきのものもありますが、どうせなら英語のツアーか現地の人々が参加するようなツアーに加わってみたいものです。英語のツアーでは世界各国の人々との交流ができますし、現地の人々のツアーでは言葉はあまりわからなくとも、滞在国ならではの深く掘り下げた旅行になり、また滞在国の人々との交流でより滞在国のこともわかり、大きな思い出となるでしょう。

観光スポットだけではなく、滞在地で知り合った友人に教えてもらったすばらしい風景や穴場のレストランを訪ねたり、美しい田園風景をみせる郊外など近郊への旅というのも、ロングステイだからこそできる小旅行です。タイやニュージーランドなど温泉を持つ国もあり、それぞれ日本の温泉地とは異なる施設や環境がありますから、滞在地の習慣に添ってそれぞれの趣を楽しむことができます。

また、国内ばかりではなく周辺国へ足を伸ばすこともロングステイでは容易なことです。日本からでは時間のかかる国でも、滞在先の周辺国なら日帰りで行って来れるところもあります。タイからなら、マレーシアやラオス、シンガポールなど、オーストラリアからならニュージーランドやフィジー、カナダからならアメリカやアラスカへも思ったより手軽に行けてしまいます。日本から離れているところに住んでいる利点を生かして、滞在国の周りを巡ってみたり、日本帰国の途中に立ち寄ることもロングステイでは充分可能なことです。

海外移住やロングステイを実践している人の中には、海外での現在進行中の自分の生活や体験を世界中に発信している人々が多くいます。インターネットのウエブサイトで、ホームページやブログと呼ばれる表現手段を使い、日々の暮らしや小旅行体験を写真を交えながら、リアルタイムでその様子を知らせており、ロングステイを考えている人やこれから始めようとする人にとってもとても貴重な情報が提供されています。

パソコンの得意な人ばかりではなく、ロングステイを計画し始めたときに初めてパソコンを習い始めたという人も意外に多くいますから、ロングステイ先での暮らしにこうした自己表現を考えている場合には、パソコンとデジタルカメラさえあれば、誰にでも取り組むことができます。

また、ロングステイ滞在中に書き留めた日記などの文章を、日本へ帰った後にまとめ上げて、出版社に持ち込んだり自費出版して本にした人たちもいます。その多くは、自分が体験したことや感じたこと、滞在先の様々なデータなどをこれから行く人たちへの参考として役立ててもらえれば、という気持ちから書かれたものです。文章を書くのは不得手だが、写真や絵画なら得意だという人の中には、日本へ帰った後に、ロングステイ先での体験や街の様子などを描いた写真展や絵画展を、街の公民館や画廊、喫茶店の壁を借りたりして開く人もいるようです。

ロングステイでの充実した暮らしぶりを、自分たちの思い出としてだけではなく、他のシニアにも知らせたい知って欲しい、という思いがこうした方法での自己表現をすることになっているようです。

海外移住やロングステイでは、生活資金の源泉は日本にあって現地での労働や収入を必要としないものという概念があり、滞在地で就労したり起業することは、その概念からすれば反することになりますが、知力や体力が充分あってまだまだ完全リタイアはしたくない、毎日ゴルフや散歩といったのんびりした生活はまだしたくない、という人もおり、あるいはその国が気に入ってしまって将来的にもその国で暮らしていくつもりの場合などには、ロングステイ先で滞在しつつ現地で仕事を持つ人もいます。

ロングステイの場合、ビザを取得して滞在するにしても観光ビザかリタイアメントビザが一般的ですが、通常はどこの国でもそれらのビザで就労したり起業することは認めていません。一部、特別な技術を持っていてその国の政府の許可が得られる場合にできることもありますが、それは一般的なことではありません。ロングステイの対象国としては、豊かな外国人が自国へお金を落としてくれるからこそ、そうしたビザ制度を設けているのであり、自国の国民の雇用を奪うことになりかねない就労に対してはどこも厳しい規制を設けています。

就労する場合には、就労ビザを取得する必要がありますが、この場合には滞在先の雇用者からの招聘状やその会社の書類などが必要で、就労先が決まってないとビザを申請することもできません。起業する場合には、ある程度の資本やその国での起業条件をクリアすることができれば、投資家ビザ(起業ビザ)を取得することができます。

何らかのキャリアを持つ人が滞在国で就労したい場合には、滞在国にある人材紹介会社への登録により、需要があれば仕事を紹介してもらうことができます。また、現在、海外で就労しているシニアの多くは、以前その国で駐在員をしていた人や、以前の会社の子会社や関連会社があって知識や経験が生かせる人、海外との繋がりの深い仕事をして現地に仲間や知人がいる人など、何らかのコネクションを持った人々です。

様々な旅行会社では、ロングステイ体験ツアーや下見ツアーと呼ばれるものを実施しています。そうしたツアーに何度か参加して、滞在国の最新の状況を実体験しておくのも、本出発前の対策としてひとつの方法です。ツアーを使わず個人で行く方法もありますが、その場合には自由度が高い分、すべて自分で手配しなければならず、また費用も割高となります。各旅行社では、ロングステイ関連に強いところもあり、そうした会社では現地でのコネクションも大きくスタイルのバリエーションも多いようですから、自分の目的に合ったツアーを調べた上で選びましょう。

各旅行会社で催すツアーでは、ロングステイの際に住まいとなるアパートメントやコンドミニアム、一戸建てなどの代表的なタイプを巡り、自分の希望するタイプのところへ宿泊して実際の暮らしを体験します。また、地元の市場や近くのスーパーマーケットで実際に買い物を体験し、品揃えや物価、品物など、日本との違いを把握したり、医療機関や語学学校、カルチャーセンターなどを見学したり、ロングステイを実践している人の住まいを訪問して実際の暮らしぶりを見たり尋ねたりと、ツアー中のスケジュールは滞在地での生活を想定して組まれています。

こうした体験下見ツアーに参加することで、滞在地でのおおよそのことが理解でき、ロングステイの実生活の予行演習にもなります。そうしたことで、ロングステイでの目的がより明確となり、具体的な計画と準備の心構えも万全となるでしょう。

□正式国名 :タイ王国 Kingdom of Thailand
□首  都 :バンコク(クルンテープ)
□面 積 :514000ku
□人 口 :6197万人(2004年)
□元  首 :プーミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世)
□政体 :立憲君主制
□民族構成 :大多数がタイ族。その他、華僑、マレー族、山岳少数民族等。
□宗  教 :仏教95%、イスラム教3.8%、その他キリスト教、ヒンズー教
□言 語 :タイ語
□通 貨 :バーツ(Baht) 1バーツ=約2.9円(2006年5月)
□GDP  :1人当たり2722ドル(2004年)
□時 差 :−2時間
□所要時間 :約6時間(成田−バンコク)
□電話 :国番号66
□経済成長率:4.5%(2005年)
□物価上昇率:4.5%(2005年)
□電気 :220V 50Hz プラグタイプ A/BF/C
□在留邦人数:32442名(2004年10月)
□物 価   :日本の約1/3(目安)

タイは熱帯に属し平均気温は約29度と1年中気候が温暖、暑気と呼ばれ一番暑いのが4,5月。短時間に集中してスコールが降る雨季は6月から10月頃まで。その後は比較的涼しい乾期が11月ごろから2月頃まで続き、滞在にはベストシーズンとなります。

タイの代表Iな寺院の一つワットポー日本との接点は、アユタヤ王朝時代に日本から山田長政が渡来し、国交の親善が始まって以来の関係でその歴史は古いです。1970年代には日本の経済進出による反日感情が悪化したこともありましたが、現在はタイ国内に日本の現地生産工場が数多くあり、在タイ日本人数は駐在員だけで、3万人程いるといわれています。さらに首都であるバンコクには、タイが好きで渡タイし、現地採用者として働いている日本人も数多くいます。

タイは基本的には親日国家で、日本の様々なカルチャーが入りタイの若者を中心に日本ブームが起こっているほどです。

タイは、王室を持つ立憲君主制国家で、国民は現国王を敬愛しており、王室を批判するようなことは絶対に慎みましょう。また、仏教文化の色濃い国家で街中に寺院も多く国民の95%が上座部仏教徒、男性は一度は出家する人が多くいて、信仰心は厚く僧侶は尊敬されています。

微笑みの国と呼ばれ敬虔な仏教国家であるタイ王国は、日本と同じ米を主食とした農産物の豊富な国です。タイ王室と日本の皇室との関係も深く、互いに親しみを感じている国同士です。穏やかで年長者を敬う国民性で、物価が安く比較的治安も安定しており、すでに数多くの移住者やロングステイヤーが滞在しています。ただ、都市部の観光地域では比較的英語が通じますが、その他の地域では殆ど通じないこともあり、タイ語を少しでも覚えることで滞在の充実度も違ってくるでしょう。

市内を走るバス国内での都市間交通は、日本のように鉄道網は発達しておらず、タイ鉄道公団の運営によりバンコクから南の国境までが1本、北のチェンマイまでが1本、東北部の国境近くまでが2本、合計4路線の主要本線と数本の支線があるだけで、その本数も少ないです。そのため長距離バス路線が発達しており、バンコクには北・東北バスターミナル、南バスターミナル、東バスターミナルの方面別ターミナルが3箇所にあり、国内の主な地点への路線を網羅しています。また空路は、10社近くの国内航空会社が、バンコクを基点に主要地方にそれぞれ毎日数多くの便を運行しています。

タイは観光立国で外国人が犯罪にあわないようツーリストポリスによる旅行者保護等に力を入れており、凶悪事件に巻き込まれることは少ないです。しかし、引ったくりやスリ、空き巣などは意外と多く発生しています。また観光地では、旅行者を巧く自宅などに誘いこんでのトランプ詐欺や麻薬売買などもあり、そうしたことに関わらないように注意したいものです。

タイへの入国は、日本人の場合、出国用の航空券を所持していれば30日以内の滞在ではビザ取得の必要がなく入国できます。パスポートの残存有効期限については正式な規定はなく、滞在日数に見合う残存日数があれば入国できるようですが、滞在延長することも想定して、残存日数が6ヶ月を切っている場合には新しいパスポートを取得しておくのが望ましいです。

バンコク市内のデパート(セントラルワールドプラザ)30日以上の滞在には、観光ビザを取得することで、シングル60日×1回、ダブル60日×2回、トリプル60日×3回、まで滞在することができます。いずれも60日以内に一度の滞在延長(30日)が可能で、数次ビザの場合にはその延長期限内に一度出国して再入国することが必要となります。トリプルの場合には、各回延長すれば、最大で270日以内の滞在となりますが、その間に2回の一時出国を挟まなければならず、また必ずしも申請通りのビザが許可されるわけではありません。各延長手続きは最寄の入国管理局で行うことができます。各回の一時出国では、ラオスやマレーシアなど周辺国への小旅行を兼ねるのがいいでしょう。

長期のロングステイとなる場合には、タイでは年金ビザとロングステイビザの2つの制度があります。いずれのビザも滞在が90日を超える場合には、3ヶ月ごとに入国管理事務所に所定の滞在報告を提出する必要があります。

タイでは、シニアを対象に年金ビザとリタイアメントビザという長期滞在用のビザを2種類用意しており、それぞれ対象や必要要件が違います。

■年金ビザ(年金受給者が対象)
満60歳以上で年金収入が月額15万円以上を対象とした就労しない目的のビザで、90日の滞在ができ現地で滞在期間の延長も可能です。滞在条件が有効で問題がなければ何度でも延長ができます。また、90日毎の1年マルチタイプのビザもあります。

[必要書類]
・パスポート原本
・申請書
・写真2枚
・航空券または予約の確認書
・年金証書原本とコピー
・英文経歴書
・英文身元保証書
・身元保証者のパスポートコピー
・申請料 4500円

■リタイアメントビザ
満50歳以上を対象とし、過去にタイへの入国を拒否されたことがなく、タイ国内での労働を目的としないことが条件です。また、タイ国内銀行口座に80万バーツ以上、もしくは年金などによる月収が65000バーツ以上、もしくはタイ国内銀行での預金と年金等による年収合わせて80万バーツ以上、のいずれかを満たす必要があります。滞在期間は1年で、ビザ条件を満たしていれば年金ビザと同様に延長が可能です。

[必要書類]
・パスポート原本
・ビザ申請書
・写真4枚
・航空券または予約の確認書
・金融期間証明書
・英文経歴書
・無犯罪証明書原本
・国公立病院発行英文健康診断書
・申請料 9000円

タイの医療レベルは非常に高く、日本や欧米の医療先進国で医学を学んだ医師が数多くおり、バンコクをはじめ海外ロングステイの対象となるような都市では、設備の整った国公立や私立の一流病院が数多くあります。国公立病院では、治療費が安くどこもいつも混雑しており、場合によっては受診だけで一日が終わってしまうようなこともあり、海外ロングステイの場合には設備が整って受診がスムーズにいく一流の私立病院がお勧めです。

最新の医療設備とホテルのようなサービスを備えた私立病院では、24時間体制での診療システムになっています。そうした病院には日本語を話す医師も少なくなく、日本語通訳も待機していて安心度は相当高いです。ただし治療費も高く個人負担することは大変で、旅行保険があればキャッシュレスでの治療が保障されることからも、事前の旅行保険への加入が必須です。

また、タイでは暑気と呼ばれる一番暑い時期には平均気温は30度を超え、時には40度にもなることもあり、日射病や暑気あたりに充分注意する必要があります。水分の補給も大切ですが、水道水は飲料には適しておらず、必ずペットボトル入りの飲料水を購入しましょう。雨季の湿度の高い季節には、食中毒に充分注意しましょう。

タイの主要な都市では、家具電化製品一式つきのコンドミニアム、家具電化製品一式でメイドサービス付きのサービスアパートメント、家具の付いた一般の賃貸アパートメント、一軒家など様々な賃貸物件があります。家賃もタイ人向けのエアコンなし水シャワーといったアパートなら最低数千バーツ程度からありますが、そうした一般アパートではNHKやバスタブのないところも多く、エアコンや給湯設備なども自分でよく確認した上で契約する必要があります。

また、コンドミニアムやサービスアパートメントなどキッチン付きの住居でも、ガス設備はなく電気設備が一般的です。ロングステイで暮らす場合には、セキュリティを第一に、快適さや交通の利便性も考えた住居選びが大切です。チェンマイでは一軒家も視野に入りますが、バンコクでは一軒家を賃貸することは一般的ではありません。ホテルやサービスアパートメントなどで、部屋の掃除や洗濯、炊事などのメイドサービスが必要な場合には、メイドを頼むことができます。報酬はその仕事内容によって3千〜7千バーツ程度で、中には日本語を少し話せたり日本料理が作れるメイドもいるようです。

また、タイでは外国人の土地取得が認められていませんので、不動産の購入はコンドミニアムが対象となります。ワンルームタイプで最低100万バーツ程度からありますが、利便性や快適さを考えると300万バーツ以上の物件となるでしょう。その場合、購入資金は日本の銀行から外貨建てで送金することが必要です。

【タイのホテル検索/予約/料金の詳細】

タイのホテルタイのホテル

タイ料理は辛いというイメージがありますが、中国文化の影響を強く受けていることから、辛いもの以外で日本人の口に合うものも数多くありますし、大概の料理店では辛さの調整も可能です。屋台や大衆食堂などでは一品20バーツ程度からあり、冷房の効いたきちんとしたレストランでもその料金は屋台の2倍から4倍程度です。屋台では、タイ料理から麺類、フルーツ、タイの伝統的なお菓子など様々な種類のものを扱っていますが、衛生上問題のあるところもあり、客の少ない店や生ものには注意が必要です。

日本食材を専門に扱う富士スーパータイ料理以外では、日本料理をはじめ、中華料理やイタリア料理など世界中の料理を楽しむことができます。日本食レストランは、バンコクなどの大都市には300件以上あり、一般的な和食レストランから蕎麦やうどんの専門店、ラーメン屋、焼肉屋とその業態も幅広く、日本にいるときと同様の選択ができるくらいです。

また、タイの人々にも日本食は受け入れられており、ローカル向けのレストラン、フードコートなどで一味違った日本食も楽しむことができます。それと忘れてはならない魅力は、南国のフルーツ類です。日本ではとても高価なドリアンが1Kgで60バーツくらいからあり、マンゴーやマンゴスチンなども日本とは桁が違うほど安く購入できますから、季節ごとに違う南国フルーツを思い切り堪能できるのもタイでの海外ロングステイならではです。

タイの電圧は220Vで、日本の電化製品を使う場合、変圧用のコンバーターを購入することになりますが、電力が大きなものではコンバーターもかなり重く嵩張り、作動しないこともあります。タイでは日本メーカーの現地生産した電化製品が安く販売されており、小型のもの以外はタイで購入することを考えたほうがいいでしょう。

電気機器専門のデパート(パンティッププラザ)コンドミニアムやアパートなどの集合住宅では、殆どがダイレクトコールのできる電話設備となっていますが、ローカル向けのアパートなどではオペレーターを通さなければ通話できないシステムのところもあります。直通電話を設置する場合には、電話会社によっては労働許可証か長期滞在ビザの提示を必要とするところもあります。携帯電話は、日本と同様に普及しており、街のあちこちに携帯電話ショップがあります。レンタルもありますが、移住やロングステイの場合には購入するほうが得策でしょう。

日本とは方式が違い、シムカードという記憶媒体を電話本体に入れることで固有の番号を認識する方式で、電話本体を換えても同じシムカードを使う限り番号は変わらないという利点があります。月極めの契約もありますが、労働許可証の提示など一般的ではありませんので、プリベイトカードを購入して度数を補充するタイプがいいでしょう。電話本体は2千バーツくらいから高機能の数万バーツのものまで多くの種類があります。プリベイトタイプでも国際電話は送受信できますから、一台持っていれば日本との連絡にも重宝します。

パソコンを持参してインターネットを始める場合には、ダイレクトコールのできる電話では問題なく使用できます。現地のプロバイダーでは時間制のプリベイトカードを発行しており、街中のコンビニなどでたやすく手に入ります。また最近では、アパートなどの集合住宅によってはインターネットのADSLサービスを扱っているところもあり、そうしたサービスではプロバイダーの心配もなく比較的安価にADSL環境を手に入れることができます。

中高級のコンドミニアムやサービスアパートメントでは、ADSLの無料サービスはすでに一般的となっており、中には無線LANシステムを備えているところもあります。また、街中にはいたるところにインターネットカフェがあり、短期での滞在の場合にはそうした店の利用が便利でしょう。使用時間は1時間30バーツから60バーツ程度です。

タイでは、主なローカル放送以外に有料のUBCという民間放送(ケーブルと衛星方式)があり、加入して追加料金を払うことでNHKも受信できます。中高級のコンドミニアムやサービスアパートメントではほぼ加入済みで、新たな手続きは必要なく無料で見ることができます。ラジオは特にローカルFM局が数多くあり、それぞれ特色を生かした放送内容で、時間限定ですが日本人による日本語番組もあります。

また、タイは映画の盛んな国でもあり、街中には多くの映画館があり世界中の映画が日本に先駆けて楽しむことができます。最近では、話題となった日本の映画も街中の映画館でオリジナル音声により上映されることもあり、バンコクの国際交流基金では日本の名作映画の上映を無料で行っています。

タイでは、読売新聞が現地印刷をしており、日本から電送された記事を毎朝読むことができます。朝日新聞や日本経済新聞は、シンガポールで印刷されたものが空輸され、こちらも午後には読むことができます。その他、タイで現地の情報を主体に発行されている日本語のバンコク週報、週間タイ経済といった有料の新聞もあります。

これらの新聞は月極め契約での配達の他、日系書店などで入手することができます。タイでは、日本語の無料情報誌も発達しており、DACO、ベイスポなど10種以上が発行されており、タイでの情報収集には便利で日系書店や日系スーパー、日本食レストランなどで入手できます。

【バンコクホテル】ディスカウント予約サイト
予約サイト・トップページ サイトの概要 バンコクのホテル一覧
Yahoo!トラベル
・ヤフージャパン運営の旅行サイト
・ヤフーポイントが貯まる
・パッケージツアー予約可
オクトパストラベル
・プライベート送迎サービス有り
・ツアー、レンタカー予約可
・タイ全土に豊富な品揃え
ホテルクラブ
・予約20日前をきる時は割引可
・ポイント制度有り
・タイ全土のホテル予約可
ソニースカイゲート
・ソニーグループ運営の旅行サイト
・ソニーポイント加算
・ご出発前日14時まで予約可
アップルワールド
・ネットマイルが貯まる
・会員登録でさらに特典
・口コミ掲示板有り

タイの首都であるバンコクは、人口600万人で周辺圏を含めると1000万人を超える巨大都市です。タイではクルンテープ(天使の都)と呼ばれ、タイの政治・経済、文化の中心であるだけではなく、ラオス、カンボジア、ミャンマーにも大きな影響を与えています。

アジア特有の活気に満ちており、人や車が街に溢れ都会の喧騒とエネルギーを湛えた大都会で、街中には数多くの寺院と高層ビル群が交錯し、その狭間には古い町並みと伝統的な生活様式が同居する都市です。

世界でも有数の大渋滞都市として有名なバンコクですが、近年、BTSやMRT(地下鉄)などの公共交通機関の整備で環境が一変し、また巨大ショッピングモールなどの商業施設も次々と建設され、日本の大都市と比較しても遜色のない都市環境に変貌しつつあり、都会的な生活を享受する海外ロングステイヤーには大きな魅力がある都市です。

日本との経済協力関係が良好なことから、首都バンコクには在住日本人が多く日本の食材や日本料理店、書籍やビデオなども容易に入手することができるのも大きな魅力です。

日本からバンコクへは各都市から直行便、経由便が数多くあり、直行便の場合には所要時間は約5時間から7時間です。ます。空港から市中へは、リムジンタクシーか一般のタクシー、4ルートがあるエアポートバスなどが一般的です。鉄道もありますが、本数も少なく時間が掛かり、あまりお勧めできません。なお、2006年度中にはバンコクの東方に新空港が完成する予定です。

バンコクのバス都内の交通機関は、1999年に開業したBTS高架鉄道(スカイとレイン)と2004年に完成したMRT地下鉄が便利です。いずれも都内の主な地域をカバーしており、観光や買物には渋滞なしで出かけることができるようになりました。市内をくまなく網羅しているのはバスですが、路線が複雑で乗りこなすには時間がかかります。

BTSやMRTが走っている以外の場所へは、タクシーがその移動の中心となります。タクシーの初乗りは35バーツと安くその数も多いのですが、市内の交通渋滞に捕まると身動きが取れなくなることもありますし、安全上深夜など一人で利用することは安全上なるべく避けた方がいいでしょう。

他にもタイ名物の3輪タクシーであるトゥクトゥクやバイクタクシーなどの交通手段もありますが、安全性に問題があることもありあまりお勧めできません。かつては水の都と呼ばれたバンコクでは、水上交通も発達しており、チャオプラヤー川にはエクスプレスボートが南北に路線を持ち、その船着場近くには観光名所も多くあります。

バンコクには、外国人駐在員、移住者、ロングステイヤーを対象としたコンドミニアムとサービスアパートメントが数多くあり、都内中心部のスクムビットやシーロム周辺に集中しています。サービスアパートメントで週1万バーツ、月3万バーツくらいから、コンドミニアムで月2万バーツくらいからあります。

戦勝記念塔一般賃貸アパートは戦勝記念塔やラチャダー周辺などに数多くありますが、バスタブやキッチンを望むと月1万バーツ以上はします。オンヌット郊外には、月1万バーツくらいで2ベッドルーム、キッチン付きといったタウンハウスの良好物件がありますが、セキュリティの観点からはおまりお勧めできません。また、ホテルは中級で1泊1000バーツから、高級なところでは3000バーツくらいからあります。

気になる滞在費ですが、夫婦2人の予算で、住居費を抑えた場合には光熱費と合わせて約2万5千バーツ、食費は時々日本食を外食した場合約1万5千バーツ、交通費や趣味の遊行費と雑費が1万5千バーツ、合計5万5千バーツとなり約16万円強でなんとか快適な生活ができます。アパートの保証金や渡航費、旅行保険代などが別に必要です。

【バンコクのホテル検索/予約/料金の詳細】

バンコクのホテルバンコクのホテル

バンコクを代表するデパート、エンポリアムバンコクでは、ロータス、カルフール、ビッグCといった品揃えの豊富な外資系の大型スーパーが都内に数多く点在し、古くからの市場も街のあちこちに多く残っていて、日常の買い物には全く不自由しません。また都心には数多くの大規模ショッピングモールが点在し、ファッションや最新のギアなども日本と変わらず手に入れることができます。

日系のデパートである伊勢丹やフジスーパーなど日系のスーパーもあり、割高にはなりますが日本食材の購入にも不自由することはなく、日本食材や弁当などの宅配業者も数多くあります。また、日系の書店も充実しており、紀伊国屋をはじめ数社の店舗が都内に数多く点在しており、日本の書籍や雑誌などの出版物が気軽に手に入ります。

アジア一の規模といわれるサイアムパラゴンバンコクには、マクドナルドやケンタッキーなど著名なファストフードのチェーン、タイ独自のレストランチェーンなども数多くあり、アジアンエスニックのレストランや西洋料理のレストランも数多くあります。日本食レストランは、スクムビットとシーロム周辺に集中しており、寿司や焼肉、ラーメンの専門店もあり、その種類は日本と変わらないほどです。値段は日本よりも若干安めの設定となっていますが、現地の物価からすると割高です。

バンコクには、都内や周辺に50以上のゴルフ場があり、その値段も安いところだとグリーンフィが500バーツからあります。また、キャディもプレイヤー1人につき1人のキャディが付くという日本では考えられない条件で、ゴルフ好きにとっては魅力的な滞在地です。

都心からほんの少し時間をかければ、パタヤやラヨーンのビーチで様々なマリンスポーツも楽しめますし、緑豊かなカオヤイ国立公園ではカヌーラフティングや熱帯雨林での本格的なトレッキングもできます。都心では、ジムやプールを備えた数多くのスポーツクラブがあり、またお金をかけなくても50バーツほどで利用できる公営のプールもいくつかありますから、バンコク都民に混じって汗を流すのもいいでしょう。

都内にはいたるところに語学学校があり、英語やタイ語を本格的に学ぶこともできますし、タイ独特の料理や伝統舞踊、古典音楽なども学べるカルチャースクールもあって、語学や習い事にも適した滞在地です。また、スパや伝統のタイマッサージのお店も数え切れないほどあり体を癒すにもいいですし、そのタイマッサージを習得できる学校まであります。

チェンマイはバンコクから北へ約700キロのタイ北部に位置し、かつてはランナー王国の都として栄えました。周りをミャンマーや中国、ラオスに囲まれ、現在でもチェンマイ人同士の会話にはチェンマイ語を使う、独特の文化を持った古都です。深い山々の麓にある地形から、自然と都会がうまく調和して発達したタイ北部最大の都市で、北方のバラとも呼ばれ、多くの人々を惹きつける魅力を持っており、外国人の観光客も数多く訪れています。

チェンマイは、日中は暑く年間平均気温は26度とバンコクよりも2度ほど低く少し涼しい気候です。日中は暑くほぼ30度を上回りますが、山間部に位置することから朝夕の冷え込みが激しく、乾季には10度を下回ることもあります。街の規模はそれほど大きくはありませんが、ホテルやショッピングエリアも充実し都会の条件は一通り備えています。城壁の残る歴史的な街の佇まいは、バンコクとは違いどこか懐かしさの漂う落ち着いた風情があり、チェンマイ市民の穏やかな人柄に魅かれ、日本から海外移住を果たしたロングステイヤーの人たちも数多く滞在しています。

バンコクのスワンナプーム国際空港からチェンマイ空港までは約1時間、5社の航空会社が毎日あわせて20便以上就航しています。また、日本からも直行便が成田から週3便就航しています。鉄道では、バンコクから約11〜14時間、1日3本のエキスプレス列車が走っており、夜行の寝台車は人気があって早めの予約が必要です。バスではバンコクから約10時間、一日あたり数十便が昼夜を問わず走っています。空港から市内へは、タクシーかトォクトォクが一般的でしたが、最近になって市内を巡回するバスが走り出し、空港から市内へもこのバスを利用することができます。

チェンマイ市内では、トォクトォクかソンテウと呼ばれる乗り合い自動車が主な交通手段です、市内巡回バスができてからは、旧市街周りの移動は便利になりましたが、まだ路線数も少なく、トォクトォクや貸切のソンテウを利用するには料金交渉が必要になります。地元の相場を早く身につける必要がありますが、料金の決まっているソンテウの定期路線などをうまく利用することもひとつの方法です。また、郊外やチェンライなどの近郊都市へは路線バスやミニバスが数多く運行しており、近郊住民の重要な足となっています。

レンタカーは小型の日本車で1日1000〜1500バーツ、2週間以上の場合には40%の割引があります。また、街中にはレンタルバイクやレンタルサイクルも数多くあり、バイクだと1日150バーツ前後、自転車で60バーツ前後、長期のレンタルでは割引もあります。

チェンマイには、バンコクと同様に外国人の駐在員、海外移住者やロングステイヤーを対象としたコンドミニアムとサービスアパートメントがあり、予算はバンコクよりも少し安く、コンドミニアムで月1万5千バーツから、サービスアパートメントでも月2万5千バーツくらいからあります。また、一般の賃貸アパートでは、月8千バーツくらいからキッチンやバスタブ付きの物件があります。

チェンマイの都市の規模はバンコクと比較するとずっと小さいため、中心部を外れると一戸建ての住居が多く、そうしたところも月1万5千バーツくらいから借りることができます。市中には、長期滞在の外国人を対象にした1泊300バーツからのゲストハウスも数多くあり、ホテルも中級なら1泊800バーツ、高級なところで1泊3千バーツくらいからあり、それぞれ長期滞在には大幅な割引を適用するところも多いようです。

チェンマイでの滞在費はバンコクよりも少し安く、夫婦2人の予算で、住居費を抑えた場合には光熱費と合わせて約1万8千バーツ、食費は時々日本食を外食した場合約1万2千バーツ、交通費や趣味の遊行費と雑費が1万5千バーツ、合計4万5千バーツとなり、約13万円強で生活することができますから、バンコクよりも2割ほどは安くなります。

チェンマイはバンコクと同様に、ロータス、カルフール、ビッグCといった品揃えの豊富な外資系の大型スーパーが郊外に点在しており、市内にはトップススーパーが2箇所、日本食材の豊富なリンピンスーパーが2箇所、デパートもセントラルとロビンソンがそれぞれ市内と空港近くに1箇所あり、日本食材には事欠きません。また、地域ごとにある古くからの市場は、今でもチェンマイ市民の日常的な買物の中心で、新鮮な生鮮食料品が安く手に入ります。

チェンマイは街の規模も小さくて移動に時間も掛からないことから、日常の買い物には不便を感じることのない滞在地です。日本の書籍については、バンコクの日系書店が支店を出していて日本の出版物も手軽に手に入ります。マクドナルドやケンタッキーなどファストフードのチェーンもあり、外国人の多い土地柄から、街には西洋料理のレストランも数多くあります。

日本食レストランは、バンコクと同様に寿司や焼肉、ラーメンの専門店もあり、タイ料理もチェンマイ独特のランナー料理から一般のタイ料理まで、様々な屋台やレストランが街中にひしめき合っています。料金はバンコクよりも少し安いようです。

チェンマイ近郊にはゴルフ場が9箇所あり、その料金は平日で800バーツから1800バーツくらいとかなりリーズナブルに楽しめます。また、チェンマイは海外移住地としてとても人気が高く、多くの方々が滞在しているのですが、ロングステイヤー同士のコンペもよく催されています。

チェンマイ市内には、語学学校も数多くあり気軽にタイ語や英語が学べます。またパヤップ大学のタイ語集中講座には、様々な国からの学生が留学しており、国際交流を楽しみながらタイ語を学ぶ海外ロングステイ組もいます。ほかにも、ランナー舞踊、北部タイ料理、チェンマイマッサージなどのスクールも多く、珍しい習い事も楽しめる滞在地です。また、チェンマイには300以上のお寺があり、そこで瞑想体験をしている移住者やロングステイヤーもいます。スパやタイマッサージのお店も多くあり、近郊には温泉も何箇所かあって、のんびり体を癒すにも適した滞在地です。

山岳地域の盆地という立地条件から、近郊の自然豊かな山岳地帯へのトレッキングも盛んで、数日をかけた少数民族の村へのツアーなどもあります。また、ミヤンマーやラオスの国境にも近く、バスを利用した異国への日帰りツアーもリーズナブルな価格で出ています。

■パヤップ大学タイ語集中講座 http://ic.payap.ac.th/certificate/thai/about.php

プーケットはバンコクから南に900キロ、タイの南部に位置し周りをアンダマン海に囲まれた総面積約543kuのタイ最大の島で、世界各国から観光客が訪れ、国際的な高級海岸リゾートとしても有名なところです。観光客の集中するパトンビーチなどのビーチエリアを外せば静かで落ち着いたリゾートの島で、自然の環境でのんびりと過ごしたい海外ロングステイヤーに適した土地なので、海外移住地として注目を集めています。

島の中心はプーケットタウンで、数々のリゾートが集中する島の西岸とは反対の東岸にあり、プーケットの人々の生活の中心エリアともなっています。地方都市特有のどこかのんびりとした雰囲気で、かつて錫の採掘と貿易が盛んであった名残から、ポルトガル様式の建物も残り、また中国移民が多い土地柄、街中には漢字の看板も多く見られ、タイのほかの地方には見られない雰囲気を持つ街です。

アンダマンの真珠とも称されるプーケットは、2004年末のインド洋津波で大きな被害を受けましたが、今はほぼ復旧されて街の賑わいも戻ってきています。プーケットは熱帯モンスーン気候に属します。そのためバンコクよりはやや雨季が長いのが特徴です。

空路では、バンコクからプーケット空港まで約1時間20分、バンコクからは4社の航空会社から毎日20便近くが就航しており、成田や関西空港からも週に数便の直行便が出ています。空港からプーケットタウンへは、リムジンタクシーかミニバスで30分、各ビーチへも30分〜1時間以内です。

プーケットでは公共交通機関が整備されてなく、島内の主な交通手段は乗合自動車のソンテウ、トォクトォク、モータサイと呼ばれるバイクタクシーとなり、ソンテウ以外は他都市と比べて割高で少し不便です。

プーケットタウン内では、2ルートのエアコンバス路線があり、デパートやショッピングセンター、市場、長距離バスターミナルなどを結んでおり、観光客も結構利用しているようです。また、ごく最近のことですがメータータクシーが導入され多少は便利になりましたが、まだまだ台数も少なく、すぐに利用できるような体制にはなっていないのが現状です。

プーケット国際空港での空港使用税
国際線 700バーツ(通常は航空券に切り込まれます。)
国内線 50バーツ(通常は航空券に切り込まれます。)

プーケットは、国際的なリゾート地ということもあり、観光客の多いビーチの宿泊施設はかなり割高で、むしろビーチよりもタウンと呼ばれる島の南東部にある街が移住やロングステイには適しています。タウンは観光客よりもむしろ地元の人たちの生活の場で、地方都市の少し鄙びた雰囲気を持っていて比較的リーズナブルなホテルやサービスアパートメント、一般のアパートなどがあります。

予算は中級のホテルで1泊約1000バーツ、コンドミニアムで月2万バーツ、サービスアパートメントで月3万バーツくらいからあります。一般のアパートも月6千バーツくらいでエアコン付きの清潔なところがありますが、キッチンやバスタブはまず望めないようです。また、ビーチ沿いのコンドミニアムやサービスアパートメントの場合には、タウンと比較すると月1万バーツくらいは確実に割高となります。

滞在費は、プーケットタウンの場合には、バンコクとさほど変わらず月に5万5千バーツ、16万円強くらいで暮らせますが、ビーチ沿いのリゾート地に滞在すると、物価も高く快適な生活を維持するには少なくとも月7万バーツ、約21万円くらいは必要になります。

プーケットの海沿いの様々なショップは観光客を対象にしており、買物や食事の物価はバンコクよりも全体的に高くなります。プーケットタウンには昔ながらの市場やロビンソンデパート、トップススーパー、日本食材の揃う大型のスーパーマーケットなどがあり、物価もほぼバンコクと同様です。また、プーケットタウンの郊外にはロータスやビッグCといった大型ショッピングセンター、ビーチ沿いではオーシャンデパートがパトンにあり、その地下にはスーパーマーケットもありますから、島のどこでも買い物には不自由しません。

ファストフードのチェーン店などはプーケットにも様々なところが進出しており、西洋人観光客の多い海岸沿いでは洒落た西洋料理のレストランが数多くあります。プーケットタウンには、日本食レストランが4軒ありますし、中国移民の多いことからリーズナブルな中華レストランが街中に数多くあり、ランチには飲茶も楽しめます。また、屋台も多く、中華色の強い屋台などバンコクではあまり見かけないものもあります。

※プーケットの日本食レストラン
・匠(TAKUMI) 
09-8742982 ビーチ通りとサワディラック通りのT字路、カバナよりの海側。

・れんが家
076-341260 パトンビーチ・ロイヤルパラダイスコンプレックスの出口付近。

・さくら
076-292882 

もちろん他にもたくさんあります。

プーケット島内にはよく手入れされたリゾート感溢れる6つのゴルフ場があり、海沿いの爽やかなゴルフが楽しめますが、観光地らしくグリーンフィが1500〜5000バーツと他の滞在地よりは少し高くなります。

プーケットは海沿いのビーチリゾートで、数多くの設備の整ったビーチがあり、何もせずともゆったり気持ちよく過ごせます。マリンスポーツに関しては、ダイビングをはじめ多彩なアクティビティが揃っており、各種スクールも充実しています。たとえばダイビングでは、日本人インストラクターが常駐しており海外ロングステイで初めて挑戦するシニアにも安心です。

数々の映画のロケ地にもなったバンガーの独特の景観や、心やすらぐトン・サイ滝での沢歩き、また、海に面した島ですが標高500mを超える山もあって、トレッキングやラフティング、ジャングル巡りなども楽しめます。タイの文化を深く知ることのできるタイ・ビレッジや蘭園、熱帯の蝶や魚を飼育しているバタフライ・ガーデンをのんびり巡ったり、街やビーチに多くあるスパやマッサージ店で体を癒すのもいいでしょう。

□正式国名 :マレーシア Maleysia
□首  都 :クアラルンプール
□面 積 :約33万ku
□人 口 :2613万人(2005年)
□元  首 :サイド・シラジュディン第12代国王
□政 体 :立憲君主制
□民族構成 :マレー系 65.5%、中国系 約25.6%、インド系約7.5%、他1.3%
□宗  教 :イスラム教、仏教、儒教、ヒンドゥー教 、キリスト教、原住民信仰
□言 語 :マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語
□通 貨 :リンギット(RM) 1リンギット=約30.5円(2006年5月)
□G D P :1人当たり5017ドル(2005年)
□時 差 :−1時間
□所要時間 :約7時間(成田−クアラルンプール)
□電 話 :国番号60
□電 気 :220V 50Hz
□経済成長率:5.0%(2005年)
□物価上昇率:3.0%(2005年)
□在留邦人数:10208名(2004年10月)
□物 価 :日本の約1/3(目安)

マレーシアマレーシアは、とても治安が良く政治経済も安定した国で、豊かな自然環境と都市の清潔さが際立つ国です。マハティール前首相の東方政策による親日度の高さや物価の安さなどが注目され、ここ数年ロングステイの人気度が相当高まっている滞在地です。

マレーシアマレーシアは、赤道下の南国で熱帯雨林気候に属し、年間を通し日中の平均気温が32度、夜間の平均気温が22度と一定した熱帯気候です。マレー半島の西海岸は6〜9月が雨季となり、東海岸やボルネオ島領では10〜3月がモンスーン気候となるなど地域によって気候の違いがあります。雨は年間を通してよく降り、平均月間降雨量は200〜250ミリです。

日本との関係は、マハティール前首相がルックイーストと呼ばれる「東方政策」を提唱し、日本などの先進国に学ぶことを国民に呼びかけ、それ以降日本とは投資や貿易、技術協力などをを通じ緊密な経済関係があります。現アブドゥラ首相も東方政策を継続しており、日本との関係は良好です。また、文化的な交流も盛んで日本のポップスやテレビドラマなども好まれているようです。

また、多民族、多言語、多宗教の国であり、多数派のマレー人がわずかに過半数を超える程度で、あとは中国系やインド系、ボルネオ島の先住民族など30以上の民族からなる典型的な多民族国家で、それぞれ話す言葉も信仰する宗教も違います。外見も彫りの深い顔立ちのインド系やマレー系、我々日本人に近い中華系、南方系の先住民などが混沌として生活しており、それぞれの服装も違いがあります。

こうした多民族複合国家では、民族間や宗教の違いが対立となることもありますが、マレーシアではこれまで一度もそうしたことが表面化したことはありません。政治レベルでも民間レベルでも、それぞれが互いを尊重しあいながらも干渉せずに融和してきた結果でしょう。

マレーシアは、アジアの中でもシンガポールに次いで治安が良く、政治的にも経済的にも安定し、海や山、ジャングルなどの豊かな自然環境と、クリーンな街のイメージ、物価の安さ、親日的なところもあって、ここ数年、海外ロングステイ候補国として海外移住を考えている人々の間で人気が高まっています。公用語はマレー語ですが、多民族間の共通語として英語が使われることもあり、何処でも英語がよく通じます。

マレーシアへの移住とロングステイ国内での都市間交通は、マラヤ鉄道がタイ国境からシンガポールまで東線と西線に分かれて縦断しており、その乗り心地はこの地域随一と言われています。それ以外の地域での都市間移動は、整備された高速道路網を行きかう長距離バスや乗り合いタクシーが中心となります。

また、国内の主要都市はマレーシア航空のほか格安航空会社などで結ばれている他、それぞれの都市から近隣国への空路も充実しています。日本との間には、マレーシア航空と日本航空が、東京や大阪、名古屋、福岡の主要都市とクアラルンプールやコタキナバルの間に毎日直行便を就航しています。

治安面では、殺人などの凶悪犯罪に巻き込まれることは少ないですが、強盗もまれに発生し空き巣や忍び込みなど進入窃盗は多くなっており、人通りの少ない場所でのひったくり、繁華街でのスリは結構発生しているようですので、住居の施錠、夜間の単独歩行を避ける、貴重品を入れたカバンなど目の届く位置で持つなど、防犯対策はしっかりやりたいものです。

マレーシアへの入国は、日本人の場合、パスポートの残存有効期限が滞在予定日数に加えて6ヶ月以上あることが必要で、観光での滞在が目的でその滞在が3ヶ月以内なら、ビザを取得する必要はありません。出国用(もしくは近隣第3国からの出国)の航空券かその予約確認書を所持していることが条件となります。

マレーシアの滞在ビザビザなし滞在の期限が近づくと、いったん出国して再入国すれば、再び3ヶ月以内の滞在許可を得ることができますが、1年間を通して6ヶ月以内がその滞在リミットとなっており、再入国の際には入国管理官の判断で日数を減らされることもあり、また場合によっては入国を拒否されることもあります。

ロングステイでの長期滞在や移住を予定している場合には、主にシニア層を対象とした「マレーシア・マイセカンドホームプログラム」というロングステイビザの制度が設けられています。

マレーシア大使館
Embassy of Malaysia in Japan
〒150-0036 渋谷区南平台町20-16
電話:03-3476-3840
特命全権大使:ダト・モハメッド・ラジィ・アブドゥル・ラーマン 閣下
His Excellency Dato' Mohd. Radzi Abdul Rahman

在大阪マレーシア名誉総領事館
Honorary Consulate-General of Malaysia in Osaka
〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006 松下電器産業株式会社 内
電話:06-6906-3101
名誉総領事:松下正治 氏
Mr. MATSUSHITA Masaharu
管轄区域:滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫

マレーシア・マイセカンドホームプログラム(ロングステイビザ)ビザを取得すると、5年間のマルチプルで滞在することができ、その5年間はいつでも好きなときに好きな期間滞在することができます。5年の期限がきたら延長申請が可能で、滞在条件を満たしている限りは一生マレーシアに滞在することも可能です。

就労する必要がない経済的な裏付けが条件となり、ビザ取得に際してはマレーシア移民局が定める要件を満たす必要があります。年齢制限はありませんが、50歳未満の場合にはその要件が厳しくなります。申請には、マレーシアで受診した健康診断書の提出が必要で、その他、マレーシアでの保証人が必要となりますが、この保証人は現地の友人がいない場合には、マレーシア政府公認のロングステイコンサルタントに依頼するのが一般的です。

【プログラム要件】
@マレーシアの公的金融機関に、単身の場合は10万リンギット、配偶者と一緒の場合には15万リンギットの5年定期預金をすること。
A単身の場合は7千リンギット、配偶者と一緒に滞在する場合は1万リンギット以上の所得がマレーシア以外であること。

申請者が50歳以上の場合は@またはAのどちらか一方、申請者が50歳未満の場合は@A両方の条件を満たす事。

[必要書類]
・パスポート原本と全ページコピー
・申請書
・申請志望書(英文)
・写真2枚
・婚姻証明書(配偶者同伴の場合)
・銀行残高証明書、所得証明書
・医療保険加入証明書
・マレーシア国内医療機関のの健康診断書

クアラルンプールなどの主要都市には国立の総合病院や私立の総合病院、各地方には国立の地区病院や私立病院があり、どこの病院でも外国人はマレーシア人と同様に受診することができます。一般的には、クリニックなどで診察を受けた上で総合病院を紹介してもらうシステムになっているようですが、いきなり総合病院での受診も可能です。

マレーシアでは英語がよく通じるため、英語ができれば問題はないのですが、日本語の話せる医師や職員は、クアラルンプールやペナンなどの一部の医療施設にいるだけですから、持病がある場合などにはあらかじめ英文診断書を用意しておくのが賢明でしょう。

国・公立病院はほぼ常に混雑しているため、受診が必要な場合にはできるだけ主要都市にある私立の総合病院を選択するようにしましょう。ただし料金は高めとなっていますから、日本出国前に旅行保険へ加入しておく必要があります。コタキナバルのあるサバやサラワク、ジョホール州で緊急事態が生じた場合には、シンガポールの日系病院に移送するのがいいようです。

また、マレーシアでは衛生状態も良く、伝染病や風土病はまず心配ありませんが、生水などは避け、必ずペットボトル入りの飲料水を購入するようにしましょう。

マレーシアでは、家具電化製品一式つきのコンドミニアム、家具電化製品一式で通常電気代なども料金に含まれているメイドサービス付きのサービスアパートメント(サービスフラットともいう)や、フラットと呼ばれる家具の付いた一般の賃貸アパートメントが一般的です。

バンガローと呼ばれる一軒家、セミタッチハウスと呼ばれる一軒家を2つに仕切った家、テラスハウスと呼ばれる何軒かが長屋のように繋がった家などもありますが、こうした家はそのセキュリティ維持の難しさなどを考えると、あまりお勧めできるものではありません。

マレーシアのホテルサービスアパートメントは1週間や1ヶ月単位で借りられますが、コンドミニアムやフラットは通常1年以上の契約が必要で、海外移住した外国人が多いようです。契約に際しては、物件のチェックを怠ることなく、またその賃貸価格が適正かどうかも見極める必要があります。日本人だと見ると法外な料金を持ちかける業者もおり、同じような物件を見て相場勘を養うのもひとつの方法です。保証金は通常2ヶ月で建物や室内に問題がない場合にはそのまま戻ります。

また、不動産購入の場合、マレーシアではコンドミニアムでも土地付きの家でも制限なく購入することも可能ですが、完全に自分のものとなるフリーホールドと、99年等の期限付き借地権のリースホールドと呼ばれる購入形式があり、フリーホールドのほうが購入価格は高くなります。物件は、地域性や快適性を考慮すると30万リンギット以上がその目安となります。

マレーシアでの食生活マレーシアは多民族複合国家ということで、それぞれの民族の料理を楽しむことができ、特に中華料理は、広東料理、福建料理、北京料理、海南料理など、中国の様々な地方の料理が、高級レストランはもちろんのこと屋台や大衆食堂でも味わうことができます。

マレーシアの伝統料理であるナシレマやビーフレンダン、サテーなどは日本人の口にも良く合いますし、焼ソバのようなミーゴレン、エスニックな炒飯のようなナシゴレンなども親しみやすいです。また、本場インドのカレー料理、中華風やマレー風のラクサという麺類なども手軽に味わうことができます。

マレーシアでは、街のあちこちにある大衆食堂のことをコーヒーショップと呼び、マレー語ではコピ・ティアムやクダイ・コピと言います。コーヒーショップでは、コーヒーや飲み物をメインにしているのではなく、大衆食堂の扱う料理のメニューに加えて飲み物も提供しており、そうした店では砂糖やミルクが大量に入ったマレーシア独特のコーヒーや紅茶ととても甘いお菓子が味わえます。

また、レストランではイスラム教徒が食べることができる「ハラル」と、イスラムの規範で祈りをせずに屠殺した食肉や豚肉を使った「ノン・ハラル」があり、イスラム教徒は「ノン・ハラル」の店には入りません。そうした宗教やや生活信条により食習慣も様々で、それぞれの民族や宗教にあわせたレストランや屋台があり料理も多様です。屋台や経済的なレストランでの一品料理は、2リンギット程度から10リンギットくらいまでで味わうことができます。

西洋料理や日本料理なども、都市部では良く見かけるようになり、ロングステイの候補地となるようなところでは、様々な形態のレストランで味わうことができます。そうした都市では、洋式のカフェも急速に増えており、欧米やローカルのチェーン店で手軽に美味しいコーヒーや軽食が味わえます。

マレーシアの電圧は240Vで、日本の電化製品はそのままでは使えず変圧用のコンバーターを購入することになり、プラグ形式も3穴で日本とは違うので、現地で購入することを考えたほうがいいでしょう。

電話は、サービスアパートメントではあらかじめ設置されている場合が殆どですが、コンドミニアムやフラットなどでは新たにテレコムマレーシアに申し込むことが必要で、設置に1〜2週間程かかります。電話はパスポートの提示で開設できますが、新規開設保証金75リンギットに加え、国際電話の保証金1000リンギット、その他工事雑費を合わせると約1200リンギットが必要です。

携帯電話は、人口の6割に当たる1600万人が所有するほど普及しており、デパートやショッピングセンター、街中のモバイルショップでプリベイト式の携帯電話が手軽に購入できます。電話機本体は200リンギット程度からあり、プリベイトカードは国内用と海外用があります。

パソコンを持参してインターネットを始める場合には、現地のプロバイダーで時間制のプリベイトカードを発行しており、街中のコンビニなどでたやすく手に入ります。また、最近ではADSLのブロードバンドも普及しつつあり、サービスアパートメントなどでは無料サービスを実施しているところもあります。街中にはインターネットカフェが数多くあり、利用料金も1時間3〜5リンギットくらいです。

マレーシアでは、全てのテレビ番組でその番組の対象視聴者年齢が表示されます。例えば18歳以上の成人向けなどの表示が出ますが、決してヌードや露出度の高い水着などが出てくるわけではありません。イスラムの教えに照らし合わせ、その規範に触れるものはすべてカットされるなどの検閲があります。そうした一般の番組にも受信料が掛かり、1年契約のライセンスを取得することになります。

また、アストロテレビという衛星放送の契約をすれば、NHKの国際衛星放送を見ることができます。料金は月に100リンギット強です。日本の映画については、クアラルンプールの国際交流基金で定期的に上映会を開催していますし、都市のCDショップなどで日本映画のDVDなども数は少ないですが販売されているようです。

日本の新聞は、朝日新聞や日本経済新聞を購読することができます。シンガポールで印刷されたものが空輸され、その日の午後には読むことができます。その他、マレーシアの日常や観光情報、海外移住情報などを掲載している日本語の無料情報誌もいくつか発行されており、日系書店や日本食レストラン、観光スポットなどで入手できます。

【クアラルンプールホテル】ディスカウント予約サイト
予約サイト・トップページ サイト概要 予約/料金詳細
オクトパストラベル
・プライベート送迎サービス有り
・ツアー、レンタカー予約
・マレーシア全土に豊富な品揃え
Yahoo!トラベル
・日本最大の旅行サイト
・Yahoo!ポイントが貯まる
・パッケージツアー予約可
ホテルクラブ
・予約20日前をきる時は割引可
・ポイント制度有り
・各ホテルの口コミ評価有り
ソニースカイゲート
・ソニーグループ運営の旅行サイト
・ソニーポイントが貯まる
・ご出発前日14時まで予約可
アップルワールド
・ネットマイルが貯まる
・会員登録でさらに特典
・口コミ掲示板有り

クアラルンプールクアラルンプールの市街地は、高さ453mのイスラム様式を持つペトロナス・ツインタワーを筆頭とした多くの高層ビルが林立している中、イギリス統治時代の面影を残す重厚な建築物やイスラムの文化の色濃いモスクがバランスよく調和しており、その街中を様々な民族や宗教を背景に持つ人々が行きかい、その様子はまさに多民族複合国家の象徴とも言うべきマレーシアの首都をよく表わしています。

近年、高速道路や市内鉄道、モノレールなどのインフラ整備が進展し、蒼々と茂る豊かな緑とは対照的な、時代の先端を行くメガ・ショッピングモールも次々と完成しています。

クアラルンプールは名実ともに近代的で豊かなアジア有数の大都会としての地位を築きつつあり、利便的な市街地の清潔さと治安の良さは、海外移住やロングステイ候補地選択の大きなポイントとなるでしょう。

クアラルンプール 参照:ウィキペディア
クアラルンプール(ラテン文字:Kuala Lumpur、ジャウィ:كوالا لمبور)はマレーシアの首都で、国内最大都市。マレー半島南部の丘陵地帯にある。一般的にKLと略して称される。
※面積:243.6平方キロメートル
※人口:約150万人。クランバレー等近隣都市を含んだ大都市圏で約400万人。

クアラルンプールの交通日本からクアラルンプールへは、マレーシア航空と日本航空が就航しており、直行便で所要時間は約7時間、それ以外にも香港やシンガポールを経由する便があり、毎日数便が就航しています。空港から市内への移動は、タクシーや空港バスだと約1時間、空港と市内のKLセントラル駅を結ぶKLIAエクスプレス鉄道なら所要時間は約28分です。

マレーシアのタクシークアラルンプール市内では、街の中心部を2つの路線で走るLRT高架電車、KLセントラル駅を中心にして市内を環状しているKLモノレール、街の中心部と郊外を2つの路線で結ぶKTMコミューター列車など、都市鉄道網がとても充実していて便利です。

また、そうした交通機関の案内表示には、必ず英語の表記もあることから外国人でも気軽に利用することができます。その他、バスの路線も多く、経済的な運賃で市内や郊外を網羅していますが、路線が複雑な体系となっていて慣れて乗りこなすまでには少し時間がかかるようです。

日本―マレーシアの空路情報 参照:マレーシア政府観光局
マレーシア航空
http://www.mas-japan.co.jp/
東京発のクアラルンプール行きは毎日2便、週14便運航。このうちコタキナバル経由が週2便運航。
大阪発のクアラルンプール行きは毎日1便、週7便運航。このうちの週2便はコタキナバル経由で運航。
名古屋発のクアラルンプール行きは、週4便ノンストップで運航しています。
福岡発のクアラルンプール行きは、週3便ノンストップで運航しています。
※福岡発は2006年8月31日をもって運休となります

日本航空
http://www.jal.co.jp/
東京発のクアラルンプール行きは、毎日1便ノンストップで運航しています。
大阪発はシンガポール経由クアラルンプール行きが、毎日1便運航しています。

クアラルンプールには外国人を対象としたコンドミニアムとサービスアパートメント、フラットが数多くあり、海外移住者やロングステイヤーの多くがセキュリティが安全なそうした住まいを選択しています。サービスアパートメントでは週1000リンギット、月2500リンギットくらいからあります。コンドミニアムは1年以上の契約が基本で、月2000リンギットの家賃の他に2か月分の保証金を必要とします。

クアラルンプールの住まいフラットと呼ばれる一般賃貸アパートも、家具などが揃って快適なところもあり、契約の基本はやはり1年以上ですが、場合によっては数ヶ月でも賃貸できるところもあるようで、月1500リンギットの家賃に2ヶ月の保証金が必要です。

気になる滞在費ですが、夫婦2人の予算で、住居費を抑えた場合には光熱費と合わせて約2500リンギット、食費は時々日本食を外食した場合約1500リンギット、交通費や趣味の遊行費と雑費が1500リンギット、合計5500リンギットとなり約16万円強でベーシックな生活ができます。

スリアKLCCなどの巨大モールが多く完成し、その中には伊勢丹をはじめとするデパートや映画館、飲食店、ブティック、専門店などが揃っています。スーパーも、カルフールなどの大型スーパー、ジャスコ系列の日系スーパー、地元系の大衆的なものまで数多くあります。

クアラルンプールでの買い物多民族国家らしく、マレー街やインド人街、中華街といった各民族の特色のあるショッピングエリアもあって、なかなか全ては巡りきれないほどです。ジャスコや伊勢丹では日本食材を入手でき、日本書籍もジャスコや伊勢丹の中にある紀伊国屋にあり日本の雑誌なども入手できます。

クアラルンプールのレストランは、マクドナルドやケンタッキーなどお馴染みのファストフードのチェーン、巨大モールやショッピングセンターにあるフードコートでの清潔な屋台風各国エスニック料理、各民族の集う街にあるマレーやインド、中華の様々な屋台など、そうした5〜10リンギットで済むお手軽な料理からマレーや中華、インターナショナルの高級レストランなど、様々なスタイルで食事を楽しむ事ができます。

また、街中にはお洒落なカフェも沢山あって、その様子は先進国の大都会と比較しても全く遜色がありません。日本食レストランも、居酒屋風のものからラーメン屋、定食屋、高級料亭まで様々な形態の店が揃っており、不自由することはありませんが、地元の経済的な料理に比べると結構割高にはなります。

クアラルンプール近辺にはゴルフ場が数多くあり、一流のコースでも110〜200リンギットですべて納まってしまうところもあり、大都会という立地を考えると、ゴルフ好きの海外ロングステイヤーにとってはポイントの高い滞在地です。

また、街にはいたるところに英語やマレー語、中国語などの語学学校があり、語学を学ぶのにもいい環境です。街中では、演劇やコンサート、ミュージカルやオペラなどの催しも数多く開かれており、マレーシア初の本格的なコンサートホールであるペトロナス・フィルハーモニック・コンサートホールでの海外のアーティストによる催しも多く、そうした文化的なものや芸術的なイベントを味わうことができるのもクアラルンプールならでわです。

大都会のわりに緑も多く清潔な街は、街歩きや異文化探索にはうってつけで、街中が民族のテーマパークのような様相ですから、マレー人街やインド人街、中華街などへモノレールで出かけて散策してみると、様々な異文化に手軽に触れることができます。疲れたら、設備の整ったKLCC公園などで休息するのもいいでしょう。

ペナン島は、南北約24km、東西15kmの大きな島で、マレー半島とは全長13.5kmのペナン大橋で結ばれており、自然の恵みと都市の機能が混在する国際リゾートです。ペナンはマレーシア第2の都市でもあり、その政治や経済的な中心は島の東部にあるジョージタウンで、古くから東西交易の中継地として発展してきた街です。

ペナン島中国系の移民が多いことから街中には漢字の看板も多く、中国的な文化とイギリス統治時代の影響が色濃く残る建物が混在した、異国情緒豊かな街です。島の北西部では、海岸沿いに美しいリゾート地が続き、高級コンドミニアムやリゾートホテルが数多く立ち並んでいます。

ペナン州政府は、日本人の海外移住者やロングステイヤーの受け入れを歓迎し、州観光局がそのサポートを積極的にしています。観光局内には、日本人長期滞在者協会が設けられ、海外移住した日本人がその運営に関わっており、海外でのロングステイの相談も気軽にできることから、多くの日本人が安心して滞在しています。

クアラルンプールから空路で約50分、マレーシア航空やエアアジアの国内便が1日あたり10数便就航しており、隣のタイ・バンコクからもタイ航空やエアアジアが一日あたり数便就航しています。空港から市内へは、エアポートタクシーの利用が一般的で、料金はタクシーカウンターに表示があります。市内へはバスもありますが、乗り場が空港から離れており、時刻表もなく時には長く待つこともあって現実的ではありません。

ペナンの交通ペナン市内での公共交通はバスが中心で、路線も多くバスの種類もいくつかあり、乗りこなすのには慣れが必要です。タクシーは、市街地の繁華街やホテル前にタクシーストップが数多くあり、いつも客待ちの車が並んでいます。こちらの方は、空港と違い料金交渉制となっており、おおよその相場を早く身につける必要があります。

また、観光客用にトライショーという自転車の前に客席をつけた乗り物があり、近場だと5、6リンギット、時間制でも1時間当たり20〜30リンギットとさほど高くなく、ちょっとした買い物や市街地の散策などで利用するのにも便利です。

ペナン州政府が、海外からのロングステイの受け入れを推進しているだけに、海岸沿いにコンドミニアムやサービスアパートメント、フラットが数多くあります。日本人の海外移住者やロングステイヤーはそうした集合住宅に住むことが多く、家具付きの清潔で経済的なフラットで1500リンギットから、サービスアパートメントで2000リンギットからあります。

コンドミニアムは契約が1年以上ですが、場合によってはそれ以下の期間での賃貸ができるところもあるようで、保証金が2ヶ月で家賃は1700リンギットからあります。ホテルは中級で1泊150リンギットから、高級なところで250リンギットからあり、中級ホテルでは長期滞在用に月極め料金を設定しているところも多く、月当たり3500リンギットからあります。

ペナンでの滞在費は、夫婦2人の予算で、住居費を抑えた場合には光熱費と合わせて約2000リンギット、食費は時々日本食を外食した場合約1000リンギット、交通費や趣味の遊行費と雑費が1500リンギット、合計4500リンギットとなり約14万円で暮らせます。

ジョージタウンには、コムタと呼ばれる高層ビルがあり、中には多くの専門店や飲食店、スーパーなどが入り、その周りにはアクティフ・ライフ・スタイルやブランギンモールなどの、レストランやカフェ、ファストフードにフードコート、スーパーやブティック、生活用品専門店などが揃った複合ショッピングモールなどがあります。

郊外では、プラザガーニーなど島内6箇所に大型のショッピングモールがあり、それぞれ多彩な専門店やスーパー、飲食店が併設されています。スーパーマーケットは住宅地区にも点在しており、日本食材を扱っているところもあります。日本食材はスーパーの他、日本食材専門店でも入手できます。

ペナンは、マレーシア随一の屋台天国としても知られ、海辺にあるガーニードライブという屋台街をはじめ、街のいたるところに中華系、マレー系、インド系の屋台や大衆食堂街が数多くあり、麺や焼物、揚物、デザートなどその種類も豊富で、中華系の麺やインドのカレー料理など日本人の口に合うものが多いのも海外ロングステイヤーに人気となる理由のひとつです。

また、周りを海に囲まれた立地から新鮮なシーフード料理が評判で、その調理法も中華、マレー、インターナショナルと多様な種類の料理があり、屋台から高級レストランまで様々なタイプの店を都合に合わせて選択できます。日本料理店も数多くあり、ショッピングセンターには手軽なラーメン店やファストフード風の日本料理、寿司屋などもあります。お馴染みのマクドナルドなどのファストフードもショッピングモールを中心に点在しています。

ペナンの海沿いのリゾートにはマリンスポーツのアクティビティが一通り揃っており、料金も安く手軽に楽しめます。ダイビングなどを本格的に楽しむにはフェリーで2時間半(空路では30分)のランカウイ島へ行けば、素晴らしいダイビングスポットがあります。豊かな自然に恵まれたランカウイ島のビーチでのんびり過ごすのもいいでしょう。

また、ペナン周辺には10近くのゴルフ場があり、料金はバギー代込み35リンギットで昼食付きというものから、高くても100リンギットくらいまでと大変リーズナブルにプレーできます。プロモーションも度々行われており、20回のグリーンフィーが390リンギットで1プレーあたり20リンギット以下と、大変お得なものもあります。

エキゾチックな佇まいを残すジョージタウンの街並みを探索したり、ケーブルカーに乗って標高692mのペナンヒルを散策してペナン半島を眺めて過ごすのも楽しいです。ジョージタウンには、語学学校がいくつかあり、英語やマレー語などを勉強することもできます。

海外移住・ロングステイ情報

「海外移住・ロングステイ情報」では、海外生活をご計画されている方のために、ロングステイの基礎知識や各国の詳細情報をご紹介しています。