オーストラリアの交通
オーストラリアはとにかく広大で、各都市間の移動も日本のように簡単ではなく、長距離を移動する場合には数日かかる場合もあり、事前にしっかりした計画を立てておくことが必要です。鉄道やバス、飛行機、それにオーストラリアは日本と同じ左側通行ですのでレンタカーを利用する方法もあり、目的や滞在期間により選択しましょう。
空港のあるケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルン、パースの5つの都市間での移動には、カンタス航空他数社の航空会社が運行しています。日本との間には、日本の各地からそれぞれの空港に日本航空、カンタス航空、オーストラリア航空が就航しており、東京からケアンズには約7時間、パースには約9時間の所要時間です。海外ロングステイを対象にした割引チケットが日本航空などから出ているようですので、計画の際には確認してみましょう。
鉄道での移動では、大陸を縦横断する豪華な大陸鉄道が走っており、インディアン・パシフィック・トレインはシドニーから西のパースまで運行する大陸横断列車で総距離4353km、3泊4日かかります。アデレードから北のダーウィンまで運行するザ・ガン・トレイン、メルボルンとアデレードを結ぶザ・オーバーランド・トレインを含めた3つの大陸鉄道が有名ですが、その他にもブリスベンとケアンズを結ぶティルトトレインなどがあり、それぞれ豪華な客室や座席を備えており、海外ロングステイならではのゆったりとした鉄道の旅を体験してみたい場合にお勧めです。なお、それぞれ短距離での利用も可能です。その他、主要都市のいくつかには近距離の鉄道が走っています。
グレイハウンド社やマカフィーズ社に代表される長距離バスは、国内全域にネットワークを持ち、1100箇所を超える地域に運行しており、国内移動では一番メジャーな公共交通機関です。シドニー−ケアンズ間など代表的な都市間の路線には毎日数多くの便が出ており、航空路のない地域やゆっくり自分のペースで楽しみたい場合に便利な乗り物です。オージーキロメーターパスという利用総距離を対象にした1年間有効の割引パスも出ており、滞在中はバス中心の移動となる場合にはお得なパスです。