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ダバオでのロングステイ

ダバオ市は、マニラから南へ980kmのフィリピン南部ミンダナオ島の南東部、ダバオ湾沿いに広がる、メトロ・マニラやメトロ・セブに次ぐフィリピン第3位の都市で、特別行政区として州からは独立した機能を持ち、フィリピン南部の政治や経済、文化の中心地で、港は木材の一大積出港でもあり、ドール社による広大なバナナ・プランテーションの農場が広がり、バナナの加工産業や日本への輸出でも有名です。

スペイン人によるダバオの征服は、19世紀になってからで他の地域よりは遅く、それまでは主に先住民やイスラム教徒が暮らしていました。20世紀の初頭、アバカ(マニラ麻)の栽培地として着目され、日本人による農園経営とともに日本からも多くの農移民が渡り、太平洋戦争中の最盛期には移民や軍隊を合わせると約2万人もの日本人が滞在し、東南アジアで最大の日本人社会が形成されていました。現在も、そうした先達の子孫による日系人会があります。ダバオには今も多くの日本人がロングステイ、あるいは海外移住して暮らし、今後もリタイア後の海外ロングステイ先の候補地として、大きく注目されています。

ダバオの人々は、普段はビサヤ語で話し、セブのセブアノ語と同様にマニラのタガログ語とはかなり違いがありますが、いずれもスペイン語の影響を強く受けており、ビサヤ語にもスペイン語と全く同じ単語が使われているものもあります。英語もコミュニケーションには使われておりますから、簡単な英語でもまったく心配ありません。

フィリピン

フィリピンは、日本からも近く温暖で豊かな自然がある国で、リタイア後の年金を中心として暮らすには、物価も安く経済面でも大きな魅力のある国です。治安面でやや安定さにかける地域もありますが、海外移住・ロングステイの候補地となるような地域では、一般的な防犯意識を持っていればさほど心配することのない国です。

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