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フィリピンへの海外移住・ロングステイ

フィリピンは日本からも近く物価も安い、自然が豊かで1年中温暖な国ですが、リタイア後に年金中心に暮らそうと考える場合には、特に経済面では魅力的な国です。人件費が安く、メイドを頼むなどということも充分可能で、治安の良い住まいを確保すれば、豊かにのんびり過ごせる海外ロングステイとなるでしょう。大らかで明るい国民性は、国民の90%が敬虔なカトリックということから年長者を敬う気質があり、そうした意味でもシニアの海外ロングステイには相応しい滞在国でしょう。

フィリピンの公用語は英語とフィリピノ語で、フィリピノ語は別名タガログ語とも言い、フィリピンの国語にもなっており、首都マニラを含むルソン島南部を中心に用いられている言語です。マニラ市内や観光スポットでは英語がよく通じますから、片言の英語でも困らないでしょう。

群島国であるフィリピン国内の移動には、航空機が一番便利でしょう。フィリピン航空をはじめエア・フィリピンズ、セブ・パシフィック、アジアン・スピリット、サウスバウンドなど多くの航空会社が、国内の主要地域へ数多くの路線を持っています。また、長距離バスも全国を網羅しており、フィリピン人は同じ島内間なら長距離バスで移動しますが、外国人には安全上の問題もあり、やはり空路を利用するのがよい選択でしょう。島々の間の移動には、船舶の便も数多くありますが、バス同様に安全上の問題から、外国人の利用には適していません。鉄道は、マニラから南のレガスピまでフィリピン国鉄の長距離列車が走っており、以前は北のサン・フエルナンドまでとパナイ島のイロイロとロハスの間にも鉄道がありましたが、利用者の減少で今は休止中です。路線・車輌コンディションも悪く、ローカルの人用で外国人には不向きです。

フィリピンは日本の様に治安の良い国ではなく、政権そのものが安定性に欠ける面があり、地域や時間帯によっては治安が不安な面もあります。反政府イスラム勢力が基地にしているような島などでは、政情的な不安もありますが、海外ロングステイを計画するようなエリアでは、一般的な防犯意識を持って生活していれば、さほど心配することはありません。

首都のマニラなどは貧富の差も激しく、それぞれ行動するエリアも違っており、繁華街を深夜に一人歩きするとかスモーキーマウンテン近辺に行くなど、そうした治安の安定しない危険地域では、事件に遭遇する可能性もあります。フィリピン人の富裕層もそうした場所に行くことはまずなく、同じマニラでも行動エリアによって大きな違いがあります。一般地域であっても、海外ということを認識し人の多い繁華街やショッピングエリアなどでは、引ったくりや置き引きに充分注意して行動する必要があります。

フィリピン

フィリピンは、日本からも近く温暖で豊かな自然がある国で、リタイア後の年金を中心として暮らすには、物価も安く経済面でも大きな魅力のある国です。治安面でやや安定さにかける地域もありますが、海外移住・ロングステイの候補地となるような地域では、一般的な防犯意識を持っていればさほど心配することのない国です。

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